「高齢者と体操の関係」
先日、中高年以上で、病気や怪我などで医師から「運動しなさい」と言われたら、
それはラッキーな事だと書きました。
病気や怪我の程度と加齢を考慮した場合、
ある一定の限界を超えてしまったらそもそも運動は出来なくなるから、と言うものでした。
実際に確かにそう思うし、
冷徹な現実であるとも思っております。
ところが、これはあくまでも程度の問題であり、
実際はちょっと違っていると思わされたので補足的に書いてみたいと思います。
母の知り合いに現在は認知症で外出が全く出来なくなった人がいます。
幸い早い段階で薬を飲み続けているため、
進行は抑えられていて、普通に会話出来る状況なのです。
しかし地理能力が既に奪われてしまっているため、
外出したら最後、戻れなくなってしまうらしいのです。
その人が先日電話で、
「NHKの体操には随分助けられている」と語っていたそうです。
たまに何かの機会に目にする事のあるNHKの体操ですが、
時間的には5分くらいだし、
普通に運動出来る人には物足りないし、
果たして効果ってどうなの?と思う人も多いかと。
まあ、実際に過激な運動ではないため、
ダイエットのための方法としては難しいとは思います。
しかしながら、これ、運動が既に難しくなっている高齢者には最適なのでは?、
と改めて思ったのであります。
そして運動は諦めたら最後、
出来るうちには少しでもやっておかないと、
かなり危険な状態になってしまうな、と。
自分に出来る範囲の運動を毎日少しでもやる、と言う姿勢が大切なんだと思った次第であります。
終わり