「天体望遠鏡と犬と子供の威力について」
男と言う生き物を長年やっておりますと、
まあ、ジャニーズ級のイケメンなら話は違って来ると思いますが、
仕事ならともかく、プライベートで外出した時など、
先ず、知らない人から話し掛けられる事は高校時代辺り以降ほぼ無くなります。
見知らぬ大人の男と言う存在は女性に対してだけでなく、
周囲の人に対して警戒心を抱かせる存在となってしまうからです。
従って、例えば、道に迷って余程困っている人などを除けば、
日本国においては、知らない男の人に話し掛ける人などほぼいないと言っていいでしょう。
逆に言えば、話し掛けて来る人は、何らかの魂胆があるとも言えます。(笑)
まあ、それはともかく。
普通に1人で外出した日本人男性は、ほぼ孤独な時間を過ごすハメになる訳です。
(ヨーロッパ在住の長い人に言わせると、この現象は日本特有???)
自分から話し掛けない限りにおいては。
しかしながら、大きな例外があります。
それが犬と子供です。
犬連れだった場合と子連れだった場合、
「見知らぬ警戒すべき大人の男」から「善良な市民」だと相手は勝手に勘違いしてくれる訳です。(笑)
この、犬と子供が持っているパワーは絶大であり、
外出したらかなりの確率で話し掛けられます。
ほぼ全てのケースにおいては、犬と子供なのですが、
実は私的に「天体望遠鏡」と言うのが挙げられるのであります。
写真をアップしておきましたが、
このような天体望遠鏡を使って観測していた場合、
かなりの確率で話し掛けられます。
最近の私は、横浜市北部の、先ず人がいない畑地帯まで自動車で行って観測しておりますので、
そこはかなりの穴場でもあり、夜は滅多に人も通らない寂しい場所なので、
逆に天文趣味人的には快適に観測出来ていたのであります。
ところが昨夜の皆既月食。
どこから来たのか、凄い人が集まって来ました。
すると、昔、子供の頃に天体望遠鏡で観測していた時並みに話し掛けられたのであります。
もちろんコロナ禍なので、皆さん風の吹くアウトドアで、
なおかつマスク&ソーシャルディスタンスでしたから、
感染確率はほぼゼロであった事もありましょうが、
興味津々で若いグループからも話し掛けられた、と。
以前から天体望遠鏡にはその種の威力がある、
と思っておりましたが、
今回、曇られた皆既月食ではありましたが、
人間観察と言う点においては非常に面白かったです。
また、この種の天体現象は、
大勢の人が集まって来るととても盛り上がります。
この感覚は、1人の天体観測に慣れていた身としては非常に斬新でした。
天体望遠鏡を構えていたのは私だけだったのでかなり恥ずかしかったですが、
そこは新型コロナ禍マスク&夜。
楽しく過ごせた、と。(笑)
終わり

