「覚醒剤と砂糖の感覚について」
昔々、覚醒剤中毒の人と話した事があります。
今執行猶予中だと言いながらも、
覚醒剤の気持ち良さをリアルに語っていました。
「こう、よ。注射針を刺すだろ。
そして入れた途端にキターーーッ!!って感じが分かるんだよ♪♪
シャブはいいぜ〜♪♪」
と目をウットリさせながら。
おそらく、大抵の方がこの文を読むと、
恐い!!何をやってたんですか?と、
私を叱る方が多いかと予想します。
しかし、私達のほとんどは、
薬物に対しては強い警戒感を持っていますが、
《砂糖に対してはほぼ無防備》です。
今、私はホリエモンさんが書いた意外な本を読んでます。
その内容は、全て読み終わってから改めて書きたいと思っております。
今回は、その本を踏まえての、
糖分摂取についてなのです。
実は私達日本人は、白人に比較すると、
インスリンの分泌能力がかなり悪く、
民族的・遺伝的に糖尿病になり易いのが分かっているそうです。
驚くべき事に、再び記事にする予定ではありますが、
日本の最近の年間交通事故死者は3,000人ほどですが、
糖尿病により足を切断する人は毎年約10,000人で、
失明する人は毎年約4,000人いるそうです。
(嫌な比較例:
今現在の新型コロナ死者数12,627人
毎年糖尿病で足を切断するか失明する人は約14,000人)
しかもさらに恐い事に、
私達日本人の6人に1人が糖尿病か糖尿病予備軍になっているほど、
かなりの高率で罹っている国民病です。
糖尿病はサイレントキラーと呼ばれる病気であり、
無自覚・無症状で進行します。
症状が出た時は残念ながら手遅れであり、
しかも、一生治りません。
何故、最初に覚醒剤の話を挙げたのかと言いますと、
ほとんどの私達日本人は、砂糖を摂取するのに、
抵抗が無いどころか、喜んで食べて、
それをインスタグラムにアップして自慢するくらいの感覚でいます。
私は、ここで、食べるなと主張する者ではありません。
楽しい食べ物記事をアップするなと主張する者でもありません。
しかし、食べ過ぎるな、とは断固として主張します。
砂糖は、特にダイレクトに沢山使用するケーキやお菓子類の場合、
食べ慣れると脳がさらなる刺激を求めて、
ある種の中毒症状になってしまいます。
甘い物が好きな人は、
はっきり言ってしまうと、
覚醒剤中毒と大差ないと感じます。
私自身の恐い体験ですが、
私は甘い物が大好きで、
ケーキもチョコレートも和菓子も沢山食べてました。
ご飯を大盛りどころか特盛りで食べ、
それを嬉々としてSNSにアップ。
体調は健康そのもの。
これの一体どこが悪いのか?、と。
家族からの太り過ぎ、運動不足の指摘などどこ吹く風でした。
だって、痛くも苦しくもなく、
むしろガンガン食ってる時は快感そのものでしたから。
しかし、突如異変をきたした昨年の私の身体。
色々な経過を経て今はギリギリ糖尿病を回避している状況です。
甘いお菓子、ケーキ類、炭酸飲料、アイスクリーム、酒、コーヒー紅茶への砂糖投入など、
全て断ちました。
お陰で数値が非常に良くなり、
先日、ウォーキング中に喉の渇きと疲労により、
久しぶりにラムネを飲みました。
すると、脳髄をダイレクトに刺激するような快感に見舞われたのであります。
「ああ、何て美味いんだ!!」と。
それが最初の覚醒剤表現に繋がる訳です。
普段から甘い物に食べ慣れていると、
その刺激が当たり前だと思ってしまいます。
しかし、久しぶりに食べたり飲んだりした時、
どれほどの刺激物なのかが分かるのであります。
覚醒剤を注射した時に、キターーーッと言う感覚。
おそらく、久しぶりに飲み食いする砂糖とかなり似てるのでは?と思った次第です。
事実、甘い物はそう簡単に止められないとはよく聞く話です。
ともかく砂糖。
甘い物好きで、正常範囲内の空腹時血糖値であっても、
数値が高い方であるならば、
精密な検査を一度した方がよろしいかと。
糖尿病はともかくなったら最後です。
治りません。
終わり
