神奈川県で最も住み心地が良い場所は? | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
色々語って行くブログです。

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「神奈川県で最も住み心地が良い場所は?」

 

フェイスブックで友達が大変興味深い記事を教えてくれ、

以前からそう思っていただけに、詳しく書いてみたいと思います。

 

それが神奈川県で最も住み心地が良い場所についての調査結果なのであります。

 

大東建託が行なった過去最大級の居住満足度調査に基づいております。

(リンク先参照)

 

https://www.hamakei.com/photoflash/6227/?fbclid=IwAR3B88t7aa912DEKqiXA2sCnINvc6Pqn-54gaLnvpTli1tAZs4Ue595vGTA

 

実のところ、昔から横浜ナンバーの自動車やオートバイで旅行しておりますと、

かなり好感度を持たれているのを実感していました。

 

場合によると品川ナンバーなどの都心よりも好意を持たれている?と思うほどです。

 

横浜の印象は他都道府県の方々にとってかなり良いと感じております。

 

まあ、現在は新型コロナ禍のお陰で肩身が狭いですが。(苦笑)

 

それはさておき、ではリンク先の記事内容を詳細に解説したいと思います。

 

1~10位までのおおよそのイメージを先ずは挙げます。

 

第1位 横浜市都筑区  横浜市北部の住宅地

 

第2位 横浜市西区   いわゆる港町横浜

 

第3位 横浜市青葉区  横浜市北部の住宅地

 

第4位 葉山町     ヨットハーバーや皇室の御用邸で有名な海の町

 

第5位 川崎市中原区  今神奈川県で最も人気だと言われる武蔵小杉がある町

 

第6位 藤沢市     いわゆる湘南 サーファーの聖地

 

第7位 横浜市中区   いわゆる港町横浜

 

第8位 鎌倉市     言わずと知れた古都鎌倉

 

第9位 横浜市港北区  横浜市北部の住宅地

 

第10位 横浜市金沢区 いわゆる港町横浜から少し奥の三浦半島に近い場所に位置する

 

神奈川県を他都道府県の方々がイメージした場合、

先ずは港町横浜のイメージが強烈にあるかと思います。

 

続いて湘南や鎌倉、葉山であり、ともかく神奈川県と言えば、

サザンオールスターズの歌に代表される海のイメージです。

 

また最近では武蔵小杉(川崎市中原区)の≪セレブ系≫タワーマンション群が台風被害を受けて、

大きな話題になりましたように、新しい町も注目されています。

 

しかしマツコデラックスさんの番組で取り上げられましたように、

横浜なんて山ばかりのとんでもない田舎よ!!発言があって、

なかなかに掴みどころのない町でもあります。

 

そもそも横浜市とは18区ある人口約375.7万人の巨大な政令指定都市です。

 

 

驚くべき事にその第1位は、いわゆる港町横浜ではない、

北部の住宅地である都筑区になりました。

 

しかも統計をよく見ますと、結構な大差があります。

 

偏差値で5くらいの違いがあります。

 

これは驚異的な差です。

 

ちなみに第2位の西区と第7位の中区とは、

元町、山手の西洋館群、外人墓地、港の見える丘公園、

山下公園、中華街、みなとみらい、横浜スタジアム、横浜女子御三家、

赤レンガ倉庫、大さん橋等々を抱える超ド級オシャレ観光スポットであり、

居住区としてもかなり整備されている町です。

 

しかし、そこと大差をつけて神奈川県第1位に君臨した横浜市都筑区。

 

そこは如何なる場所なのでしょうか?

 

はい、詳細に解説して行きます。(笑)

 

実はこの大東建託の調査は、

何年か前に伏線がありました。

 

北山田と言う町が「その街に住んでいる人達による街の住み心地ランキング」において、

第3位に入って来たのであります。

 

ちなみに広尾、市ヶ谷など東京の超有名な街と同等に、

おそらく他都道府県の人達にはほぼ無名の小さな町が第3位にランクインした、と。

 

北山田は横浜市都筑区にあります。

 

ここで注目したいのは、

第3位に横浜市青葉区、第9位に横浜市港北区がランクインしている事です。

 

都筑区を含めたこの3区は、いずれも横浜市北部に展開している新興住宅地です。

 

以前は何も無い山と言いますか、丘陵地帯だったのを大開発して出来た町です。

 

マツコデラックスさんが語っていたように、

横浜のほとんどは何も無い田舎、は一部当たっている表現です。

 

そもそも商業的な「街」として考えたら、

確かに都心とは比較にならないほど「小さな町」に過ぎません。

 

しかしながら。

 

発想を転換して考えると、

驚くべき生活スタイルが見えて来ます。

 

そもそも横浜市都筑区の都筑とは、

都に続く、と言う語呂合わせの意味もあるほどで、

都心に通勤する人のベッドタウンの色彩が非常に強い区なのであります。

 

横浜市営地下鉄、東急田園都市線、東急東横線が走っていて、

都心に出るのに大変便利です。

 

第三京浜と言う高速道路もありますから、

自動車やオートバイで都心に行くのも苦ではありません。

 

さらに横浜市営地下鉄の存在により、

横浜駅、桜木町駅、関内駅などにダイレクトに行けてしまえます。


また第三京浜でも行けます。

 

つまり横浜中心部に電車でも自動車でも非常に行き易いのであります。

 

さらにさらに、その横浜市営地下鉄には、

「センター北」「センター南」と言う、それぞれに巨大なショッピングモールがある、

2つの人気巨大商業施設があります。

 

大抵の物はここで揃えられます。

 

もちろん映画館、SPA、スポーツジムなどもありますし、

まあまあ大きな書店もあります。

 

要するに、都心どころか、横浜中心部に行かなくても巨大商業施設が用意されている、と。

 

しかもこの巨大商業施設はかなりの人気で、

休日ともなると駐車場は大混雑します。

 

余談ですが、ここの映画館に自動車で来ますと、

駐車料金が無料で観られます。

(しかも映画館は北にも南にもある)

 

その意味でも大変便利な施設です。

 

つまり、横浜市都筑区に暮らすと、

日常の通勤どころか、休日生活においても、

都心の施設を普通に使える地の利を先ずは有しています。

(東京に近い)

 

さらに横浜中心部に行き易い上に、

行かなくても地元に巨大商業施設が2つもある、と。

 

横浜市都筑区 = 東京志向が非常に強い区(都につづく、と言うネーミング)

 

横浜市都筑区 = 都心に出るのに大変便利で近い(東急田園都市線、東急東横線、第三京浜)

 

横浜市都筑区 = 横浜駅に出るのにも近い(横浜市営地下鉄、東急東横線、第三京浜)

 

横浜市都筑区 = そもそもセンター北とセンター南に巨大商業施設があり、自己完結している

 

ちなみに横浜駅よりも西側に位置する区に暮らす人達は、

休日に都心に来る事は余りありません。

 

何故なら、余程特殊な趣味(歌舞伎、文楽など)でも持っていない限り、横浜駅で事足りるからです。

 

わざわざ電車賃を使って東京に行く必要はありません。

(保土ヶ谷区の友人、談)

 

ここで一旦まとめますと、

休日スタイルとして、横浜市都筑区は商業施設面では、

「都心」と「横浜中心部」と「地元」を全て享受できる」と言う、

驚くべき性格を有しているのであります。

 

そして真骨頂はこれからです。

 

商業施設などの都市的な遊びだけではありません。

 

≪住空間が極端に優れている≫

 

これは東京都心部の最高級住宅地でも全く敵わないレベルです。

 

これがどれほどのものかと言いますと。

 

私自身は東京・西麻布の生まれ育ちで、

今でも西麻布は都心にありながらもそこそこ自然もあり、

文化施設も豊富で素晴らしいと思っております。

 

しかし戻りたいとは思っておりません。

 

横浜市に越して来て久しいですが、

これから書く、都筑区最強の空間を利用出来る立場にいるため、

それほど西麻布に戻ってどうこうしたいとはまるで思わないのであります。

 

もちろんノスタルジーはあります。

 

でも今の居住体制は非常に便利なのであります。

 

さて、日本の都市が理想的な住空間を作る時に参考にするのは間違いなくヨーロッパです。

(アメリカは広大過ぎるため参考にならない)

 

中でもロンドンやパリ、ウィーン、ベルリンなどの大都市には必ず巨大公園があり、

都市生活者でも緑を満喫出来るようになっています。

 

人間が快適に暮らすためには必ず緑、すなわち自然との適切な接点が必要なのは紛れもない事実です。

 

アスファルトとコンクリートだけの空間で暮らすのは、

贅沢どころか拷問になるでしょう。

 

ヨーロッパの大都市は、その辺のバランスが非常に上手いと感じてます。

 

しかし日本ではアメリカはおろか、ヨーロッパの大都市にある公園級の建設も、

土地の狭さから無理です。

 

特に都心ではほぼ不可能です。

 

ところが前述の横浜市の3区。

 

特に都筑区は、新しく丘陵地帯を切り拓いて出来た町です。

 

新しい町 = 都市設計が最新 = 公園+遊歩道を組み入れた


と、なっています。


さらに、かなりの数の「森を残した事」も非常に大きいです。


ちなみに東京23区には公園はあれども森はほとんどありません。


横浜市との違いはかなり大きいです。

 

この感覚はヨーロッパの都市とも違っていて、

横浜市都筑区を中心にした横浜市北部独特の特殊な雰囲気があります。

 

公園を全部遊歩道で繋げてしまう、と言うちょっと有り得ない感覚です。


その上で、公園とは別に、横浜市内には全域にかなりの数の森が残されている、と。

(横浜市環境局作成のパンフレット写真参照)



また、遊歩道の地図を掲載しておきましたが、

都筑区内には非常に長い、北ルートと南ルートと呼ばれる遊歩道が完備しています。

 

この遊歩道は最初の設計が余程しっかりしていたのか、

完璧です。

 

一旦入ったら自動車とすれ違うなどありません。

 

ずっと歩行者と自転車の天国になります。


この存在は、付近住民の心に物凄く大きな影響を与えていると感じているいます。


以前、その遊歩道でお気に入りの「せせらぎの古民家」にいた時のこと。


若い女の子の2人組がいて、

別地区から遊びに来ていたらしい相手に、

「私はここに来ると都筑区民でいるのを誇りに思うんだよね」

と語っていたのを聞いて、なるほどそうだよなと思った事もあります。


そんな横浜市都筑区が横浜の中の横浜である西区や中区、

武蔵小杉のある川崎市中原区、はたまた鎌倉や葉山すら軽く抜いて、

堂々の神奈川県内第1位。


実は私的にはずっとそのポテンシャルはブッチギリだと思っていただけに、

当たり前の結果がようやく認知されたか、と思っている次第です。


都会の高度な文化を享受しつつ、

豊かな自然を日常のものに。


そんな夢みたいな生活を普通に出来る町、

それが横浜市都筑区である、と。


終わり