「演者と観客の印象違い(笑)」
録音したTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」を聴いていたら、
実に興味深くも面白い話をしてくれた。
ある時、客でおしゃべりしたり、携帯が鳴ったりとか、
あまり良くない感じの公演会場があったそうなのだが、
その時に演じていたのは、主人公が長々と嘆く?だったかな?、
ともかく長いセリフの場面があったらしいのだが、
嫌になりたった一言で済ませてしまい、早上がりしたとか。
すると、その会を観た人が絶賛していたとか。
「素晴らしく簡略化した無駄を省いた至高の芸云々」と言うような感想があったらしい。
なるほど、演者にとっては、
面倒臭いとか、嫌になったとか、何となく、と言う理由で、
今までの芸とは違う演出にしたとしても、
名人だと客は勝手に良い方に解釈してくれる???
いずれにしても、その客の感性云々と言うよりも、
案外そういうものなのかな?と思ってしまった次第。
芸の良し悪しの判断・・・名人級になるとなかなか難しいのかな?、と。
終わり