今から軽く30年以上昔。
当時高校生だった私はちょっとエッチな週刊プレイボーイを読んでいた。
そこには文豪開高健氏の人生相談があり、
エッチな写真も大好きだったが、氏のコーナーを読むのも大好きだった。(笑)
さて、その中で「一盗二卑」についての記述があった。
一番気持ちの良いエッチとは人妻とする事であり、
二番目は召使となのだ、と。
高校生である自分には、また当時の時代背景的には、
人妻とエッチをするなんて大人の、それも余程の変態同士がする行為にしか思えなかった。
まだまだ熟女などと言う言葉が出て来るにはそれから30年以上の時間が必要とした時代だったのである。
ちなみにそれから10年くらいが経過した頃。
私は運良くロンドンの街に立っていた。
大きな書店へ行き、イギリスの本を眺めていたら“matured”と表示されたコーナーがあったので、
???と思いながらも入ってみた。
腰を抜かした・・・(爆)
そこには人妻とか、30代以上の女性のヌード写真コーナーだったからだ。
当時の日本人にとって、エッチな欲望とは若い独身の女性に抱くものと言うのが普通だった。
こんな事を言っては何だが40代以上の女性に欲望を感じるなどと言ったら、
男同士の間では「即変態」扱いされていたと思う。
時は流れた。
おそらくは当時もそういう欲望を持っていた男は多かったのだと思う。
隠していたのだと思う。
今や熟女なる言葉が堂々と市民権を得たし、
事の良し悪しは別にしても不倫と言う言葉も定着している。
私自身も随分と年を取ってしまった・・・・・
今、女性と言う存在を冷静に眺めてみると。
「一盗二卑」と言う言葉。
当たっていると思う。
自分自身が成長して行くにつれ、自分と接する事の多い同世代も成長して行く。
しかし、若者は相変わらず若者のままだ。
若い女性の美しさや魅力は不変であると感じている。
これは理屈でどうこう出来るようなモノではない。
男の、オスの、本能とも言える。
とは言え、結婚して家庭を持っている成熟した女性・・・・・
若い女性にはない、何とも言えない不思議な魅力を持っていると思う。
それを現代では「癒し」と呼んでいる。
癒しを求める男にとって、これだけは若い女性には無理だ。
何故なら、女性の側に深い人生経験が無い限り、真に共感する事は出来ないからだ。
癒しには共感が必要だ。
それが無い限り、どこか嘘くさくなり、真の癒しは得られない。
“体験が醸し出す魅力”
これが人妻の魅力の1つであると思う。
もちろん。
禁断が創り出す魅力もあるのは間違いない。(笑)
終わり