災害対策:特別警報と台風について | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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昨年の8月から「特別警報」と言う新たな警告システムの運用が始まった。

今までは注意報と警報だけだった。

警報でも十分危険な状態なのだが、
数十年に一度とかの非常に危険な命に関わる災害の前に発令されるものが特別警報だ。

地震の予測は不可能なので、
事実上、(地震発生後の)津波、台風、集中豪雨、大雪の時に威力を発揮するシステムと言えるかと思う。

この特別警報が出されたら「ただちに命を守る行動をとって下さい」と言う意味だ。

数十年に一度規模の大災害と考えてよい。

この記事を書いている2014年7月8日18:00の段階で、
なんとシステム運営後、初めての「特別警報」が台風8号が直撃している沖縄県に対して発令されている。

台風8号は7月8日16:30分発表の時点では、
「大型で非常に強い台風」で、最大瞬間風速は60m/s。

これは本格的にヤバい台風だ。

今までは、台風が来ても職場が休みになることはなかった。

台風とひとまとめにされてしまい、
「非常に強い」だとか「猛烈な」台風が来ても、
真面目に皆、出勤していた。

過去の注意報と警報の2択しかない状況では、
人は皆、災害をナメてしまっていたと思う。

「特別警報」のシステムは正しいと思う。

数十年に一度のレベルの時に出される警報。

このような警報が出されている時に、
迂闊な出勤を社員に求める職場は犯罪に加担するようなものだ。

それも殺人罪に近いと私は考えている。

ちなみに最大瞬間風速50m/sとは、
「鉄塔が曲がる」レベルの風速だ。

人間はひとたまりもなく飛ばされる。

被害を事前に防ぐ意味からも、この特別警報が出た時の、
出勤のあり方は十分に協議しておく必要があると思う。

罷り間違っても、生真面目に出勤しようとしたらアウトだと思う。

数十年に一度の大災害の時に仕事が出来ると思ったら大間違いだ。

学校は既に今までも「暴風警報」「大雨洪水警報」が出たら休みになっている。

問題は職場だ。

日本人の生真面目さが時に致命的になってしまうと思う。

最大限のご注意を。

終わり