水彩画 VungTauの海と漁船を描く | 紙に絵筆

紙に絵筆

大好きな絵を描いていると、ものの見方、感受性が少しずつバージョンアップしていくのを感じます。絵を描くことは私にいろいろなことを教えてくれます。絵を描くことで気付いたり学んだことを皆さんと共有できたら嬉しいです。



ベトナム、ブンタオのFront beachの漁船を描いた作品です。

短い時間で悩まず、スッと欠けた作品でした。

描いている時にあまり悩まず、短時間で完成してしまった作品は、描きおわった瞬間はシンプルすぎるとか

簡単に描きすぎているとか感じることが多いですが、

何日か経って、よくよく考えてみると、迷いもなく、最後まで筆が走った作品は良いと思えることが多いです。

そうした作品は、描く前から自分のイメージがあって、そのイメージに向かってあれこれ悩まずに筆を運んで仕上げてみた

乾いた後に見てみたら案外良かった・・・そんな感じなんです。

大抵はバリュースタディーをして、検討を重ね、あれこれ悩みながら自分の描きたいイメージを確認していきます。

しかし、初めから自分の中に強烈に訴えかけてくる風景もあるんです。

そして、その通りに筆が運ぶ風景画・・・

自分を最も素直に表現できるのはそうした題材なのだろうなって思いながらも、

いろいろな題材にチャレンジするようにしています。