↑前回

 

みなさんこんばんは、本日も霧雨魔法店内のスピリチュアルサロン、CLASS・M(クラス・エム)にお越しくださいまして、ありがとうございます。

 

僕はこのサロンのマスターを務めております、九次元の白い守護聖人、守宮聖人(もりみやまさと)です。

 

魔理沙「よう! 今日もみんなに会えてうれしいのぜ♪

 

私は霧雨魔法店の店主、いつも明るく元気な人間代表の星の魔法使い、霧雨魔理沙さんだぜ☆」

 

小鈴「みなさんこんばんは、CLASS・M(クラス・エム)のお手伝いもしている、幻想郷の貸本屋、『鈴奈庵』の一人娘、本居小鈴です♪」

 

フラン「こんばんは、魔理沙とお兄ちゃんのお手伝いを頑張っている、紅魔館の主人の妹、フランドール・スカーレットよ♪」

 

そして、本日のフランのご同行者は、

 

レミリア「ごきげんよう。 フランの姉で、紅魔館の麗しき主人、レミリア・スカーレットよ。」

 

咲夜「みなさんこんばんは、レミリアお嬢様と妹様に仕える紅魔館のメイド、十六夜咲夜です。」

 

そして、本日のお客様は、

 

アリス「ごきげんよう。 七色の人形遣い、アリス・マーガトロイドよ。」

 

妖夢「みなさんこんばんは、白玉楼の庭師、魂魄妖夢です。」

 

幽々子「こんばんは~♪ 白玉楼の主人、西行寺幽々子です~♪」

 

紫「ごきげんよう。 幻想郷の賢者、八雲紫よ。」

 

霊夢「こんばんは、幻想郷の秩序を守る素敵な巫女、博麗霊夢よ。」

 

幽々子「聖人く~ん! 最近、聖人君の具合がよくなくてなかなか会えなかったけど、やっと久しぶりに会えたわね~♪

 

とてもうれしいわ~♪」

 

わわわっ! ゆ・・・幽々子さん、お気持ちはうれしいですが、離れて・・・いただけ・・・ますか・・・ちょ・・・ちょっと・・・苦しいです・・・

 

妖夢「た・・・大変です! 幽々子様、もう幽々子様の想いは聖人さんに十分伝わりましたから、もうその辺になさってください!」

 

幽々子「(しょぼーん・・・)

 

幽々子さん・・・そんなに気を落とさないでください・・・お詫びに癒しフェアでのお話をして差し上げますから。

 

アリス「あら、そういえばその癒しフェアって、スピリチュアルだけじゃないって言ってたわよね?」

 

はい。 実は他にも、味はブラックコーヒーでも香りは、メープルシロップやヘーゼルナッツの匂いのするコーヒーを売っていて、その試飲をしたり、無農薬で育てた野菜、さらには、はちみつを販売されているブースもあるんですよ。

 

魔理沙「幽々子、食べるのが大好きなお前にとっての癒しや、生活習慣の改善のカギも、癒しフェアにありそうだな。」

 

やはり食生活は適当なものになってしまいますと、癌・心臓疾患・脳卒中・肺疾患など、生活習慣病の元にもなってしまします

 

健康的な食生活を習慣できるヒントとなるブースもあると思いますから、幽々子さん、来年もし外の世界でコロナが収束していましたらぜひ。

 

幽々子「もちろんよ。 妖夢ちゃん、来年私が、そこで素敵なお野菜や、はちみつに出会えるように、一緒に祈ってね♪」

 

妖夢「もちろんですよ、幽々子様。

 

咲夜「コーヒーやお茶に関するブースもたくさんあるのね。

 

お嬢様、もしかすれば、このイベントでお嬢様のお気に召される紅茶やコーヒーが見つかるかもしれませんね。」

 

紫「霊夢、アンタも普段はお茶を飲んでいるんだから、ちょっと興味を持ってみるといいわね♪」

 

霊夢「うっさい!」

 

小鈴「でも、自分の好きなことに新しい発見があると、より好きなものが好きになることがあります。

 

霊夢さん、できるならあなたの知らないお茶を試してみましょうよ!」

 

レミリア「そうよ霊夢。 今までの考えに執着したままだと、初見に弱くなるだけよ。」

 

霊夢「・・・はぁ・・・確かにそれは言えることね。

 

試すだけ試してみるわ。」

 

ありがとうございます。

 

フラン「それじゃあ、今日は天文学のお話の日だよね?」

 

ええ、それでは今回もパワーウィッシュや西洋占星術をより楽しく覚えていただけるよう、星や星座の神話やお話を解説していきましょう。

 

『東方天文部~東方リトルスターズ~』

 

魔理沙「さて、今日はどの星座を解説するんだ?」

 

はい、前回は、秋の夜長と秋の平行四辺形から秋の星座にまつわるエチオピアの王族のお話のあらすじをお話いたしました。

 

ということで今回は、そんなエチオピア王族のお話の主役、『アンドロメダ座』と『ペルセウス座』を解説していきます。

 

アンドロメダ座とペルセウス座は10月下旬の夜10時ごろと11月下旬の夜8時ころの東の空で見られます。

 

そんなアンドロメダ座の由来となった、アンドロメダとは、エチオピアのお姫様でして、とても美しい容姿であり、それは彼女の母でありお后のカシオペヤにとっては過保護であるかもしれないほど、とてもアンドロメダのことを溺愛していました

 

ところがある日、カシオペヤは実の娘を溺愛しすぎてこんなことを言ってしまいました

 

『私のわかいい娘、アンドロメダは、海の神に仕える妖精たちよりも美しい子』

 

紫「・・・なんだか、橙を溺愛している藍みたいなことを言ってるわね・・・

 

まぁ、さすがに藍は橙のことを甘やかしたりすることはないから・・・」

 

そうなんですね・・・

 

でも皆さん、コンテストの審査を行ってもいないのに、『世界一かわいい女性はアンドロメダだ』と勝手にトップを決めつけられてしまったら、ほとんどの方はどう思うでしょう?

 

アリス「・・・まぁ・・・納得はできないでしょうね。

 

中には『ふざけないでよ』と言って、逆らってくる人が出てきそうだけれど・・・」

 

そうですよね?

 

結果、これを聞いた海の神、ポセイドンが大激怒! ポセイドンはエチオピアに化けクジラを送り、化けクジラが暴れ、エチオピアの国は破壊されていきました。

 

妖夢「まぁ、この日記から見れば、結局はカシオペヤの失言による罰ですよね。

 

まさに『触らぬ神に祟りなし』です。」

 

そうですね。

 

さて、困ったケフェウス王が神にお伺いを立てると、なんと『アンドロメダを化けクジラの生贄にしなければ静まらないだろう』というお告げが下されます。

 

ああ、なんという哀れな姫君、実の母の失言により、アンドロメダは生贄になるために海の近くの岩に鎖でつながれてしまいます。

 

こうして、化けクジラの餌食となってしまうその時でした、どこからともなく天満、ペガサスに乗ったペルセウス王子が現れたのです。

 

ペルセウスは化けクジラを退治し、ペルセウスとアンドロメダは夫婦となり末永く幸せに暮らしたというお話です。

 

フラン「アンドロメダは悪いくじらさんに食べられなくてよかったね。」

 

そうですね。 でも、一方的に化けクジラとポセイドンが悪いというわけではなく、たった一つの失言や軽はずみな行動でも、僕らはひどい目に遭う可能性がある。

 

僕はそう、この神話を見て思いました。

 

霊夢「私が幻想郷の秩序を守っているのも、罪が広がって大ごとにならないようにしているということもあるわけよ。」

 

魔理沙「童話やお話を呼んで見て、どう思ったかも考えてみるといいだろうな。」

 

ええ、皆さんも好きなお話、作品を見たり聞いたりしてどう思ったか、是非、感想を書く習慣もやってみるといいでしょう。

 

Masato Morimiya 使用立ち絵:はるか様・dairi様(https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3189645)(https://www.pixiv.net/users/4920496