純正でLEDヘッドライトの車が増えてきており先日友人の車で遠出した際ヘッドライトの明るさに感動したので自分の車でもトライしてみました。

 

ベース車はZVW30プリウス(旧型で80000KMほど乗っている…)です。

 

 

 

まだまだ世の中をたくさん走っているこの形です。


ハロゲン⇒HIDやLEDにするキットはいろいろ目にする機会がありますが、すでに明るいHIDをLEDにしようとは、誰も思わなそう。


と、思いつつ


思い立ったらやらずにはいられないので同じようなことに興味がある方はぜひ最後までお付き合いください。

 

HIDをLEDにすると消費電力の違いから省エネ効果は期待できます!

ただ作動電圧の違いや配線の違いなど少なからず加工が必要です。


プロの方ならまだしも、素人の私にはなかなかハードルが高そうです。


そこで今回目を付けたのがfcl.というメーカーさんです。

 



プリウスではHIDの電球の規格がD4Sというものを使っているらしく作動させるために専用の電源ユニットがあり、それがヘッドライトユニットにビスで付いているようです。


このfcl.のキットですと電源ユニット、電球すべてが純正規格と同じで作られているようでしてレンズユニットを取り外しさえできれば純正のように綺麗に取り付けが可能なようです!


しかもいろいろなメーカー車種に対応しているようです!(要適合確認)


👉fclメーカー適合確認👈


私が調べた限りではHIDからLEDにするキットを販売しているメーカーは数社あります。

他社では配線加工やら穴あけなどの加工が必要になってきます。


その点fcl.のキットですとレンズユニットの取り外しは必要ですがその後はドライバー1本あれば作業可能でした。

まずはバンパーを取り外します。

バンパーの取り外しは車によると思いますので割愛しますが、簡単にGoogleなどで検索できました。

プリウスですと、私程度でも30分ほどで外せました。


その後レンズユニットを取り外して、LEDキットを取付します。


LEDをレンズに挿入する際は付属の取説をよく読んでください!

まず、アダプターと言われる部品をレンズに付けてからLED電球を挿入しますが、アダプターに数カ所穴があり電球の角度が調整できるようになっています。



LEDの取り付け角度により照射範囲が全然変わります。

左:fcl.ユニット装着 右:純正の状態

このように純正と遜色ない状態でレンズに一体感があります!!

 防水性も高そうです。と、いうか防水するパーツは純正を使えるのでかなり防水性は高いと言えます。


今回はちょっと予算があったのでレンズユニットも交換しちゃいました!!


あと今回はハイビームもLED化したかったので、

 


こちらの商品も購入しました。


コチラはハイビーム側の電球を交換するのと小型の電源安定化ユニットがありますがLED化するためにレンズを外しているのでレンズの下側にスペースがあるのでそこに隠してしまいました。

こちらも簡単ですがLED角度の調整等があります。

すごく簡単ですがよく取説をご覧ください!

 

あとは外した手順とは逆の手順でバンパーを戻して作業完了となります。

 

交換前後の結果ですが…

 HID(純正)4300K

 

 

LED化キット取付後


どちらもライトの光軸は同じに調整してあり、また場所時間帯天気も同じ条件での撮影です。


正直写真では分かりにくいかもしれませんが、明るさは若干HIDに分があります。

ケルビン(K)数の違いによるものかもしれません。

なるべく暗い所を探しましたが今の日本で全く街灯のない所を探すのは案外大変ですね😰

撮影場所も多少街灯がありました。


6000Kは街中では街灯などに紛れて分かりにくい場合があります。


4300Kの純正のHIDはやや黄色っぽいです。

そのため街中では4300Kの方が視認性が高いと感じる場合があります。


より白く、明暗がハッキリしているので個人的にはLEDの方が好みです。ほんとに真っ暗な田んぼ道などでは綺麗な白い光が伸びています。


ライトテスターの数値的にはLEDの方が若干明るい結果でした。(写真は撮れませんでした…)

 


購入前にこの製品のレビューを色々なサイトで確認しました。

「明るくない、暗い」というのが散見されました。

そのため購入を躊躇した期間が1か月くらいありました。

そこで自分なりに調べた原因はいくつか考えられますが、

①「光軸が調整されていない、LEDの取付角度が悪い」

②「ヘッドライトユニットのレンズやメッキが劣化している」

③「製品がそもそも明るくない」

 

①については光軸調整を行えば解決します。

例えば極端に下を向いていれば先方は照らしません。逆なら足元を照らしません。

左右に散っていたら前方又は側方が明るくありません。

などです。


私は取付後にかなり試行しました。

結果、取付の際のLED電球のリフレクター(レンズ内反射板)対する角度が非常に重要です。


角度が悪いと配光が綺麗にならずどこを照らしているのか全く分からなくなります。


取付後はまずLEDのバルブの角度をライトテスターでモニターしながら一番綺麗にカットラインが出る位置にする事が重要です。


ライトテスターがない環境では壁あてでも対応出来ます。むしろこちらの方が現実的な手法かもしれません。



最後に整備工場などで光軸調整する事をオススメします。


※カットラインは出ていないと車検が通らない場合があります。

ちなみに、カットラインとは上の写真のような明暗のラインです。

取付角度が良いとこの写真のようになります。

正確な調整は整備士の方に任せるのが良いかと思います。

私は3000円くらいで調整してもらえました。



 

②についてはヘッドライトユニットの表面が経年によって曇っている。内部のメッキが劣化して曇ったり、はがれている場合です。

レンズの表面は市販のレンズクリーナーなどで磨けば一時的に解決すると思います。

 

このような物です。

次に内部のメッキの劣化ですがこれが案外要因としては大きいのではないかと思っています。

レンズの表面は目で見ても分かりますが内部のメッキによって光源からの光を最適に反射させて外に向けて照射させていますが内部のメッキが劣化していたら反射が起きず内部で光が吸収されてしまいます。

これがZVW30の電球取り付け部の中です。

写真は新品なのでこのように綺麗です。年数がたつとメッキがくすんだり、はがれたりするようです。


ZVW30のプリウスでは約8年80000万キロのレンズの内部のメッキは目で確認できる劣化はありませんでした。今回は新品を用意してしまった為新品にしましたが…


ただ友人の他車種はだいぶメッキがくすんでおり一部剥がれ落ちている状態でした。

その辺りの耐久性はメーカーや車種によるのかもしれません。

 

メッキが劣化している場合、メッキの再加工をやってくれる業者もあるようです。


👉メッキ再加工業者👈の一例です。

このような業者さんにお願いしてレンズユニットのリフレッシュをするのも良いかもしれません。





③についてはどうする事もできません。



が、私は十分満足できる明るさだと思います。


ちなみにハイビームを点灯するとこんな感じです。


さすがPIAA製ですね!文句なしの明るさ白さです。視認性ももちろん格段にハロゲン時代の比ではありません。色もクリアです。


比較の為ロービームと同じ環境で撮影していますが、対向車のいない環境でハイビームにすると遠方までよく光が届いているのが分かります。

 

結果として今回のLED化については自己満足も含めて非常に満足のいくものとなりました。


消費電力も抑えられて長い目で見れば多少燃費にも寄与してくれるはず!です。


作業前



作業後

以前入れたLEDフォグとの相性も悪くありません。

フォグは安物ですが…



LED化を検討している方々の参考になればうれしいです。



最後までお読みいただきありがとうございました。