エゴグラムで見る5つの人間タイプ診断
以前、接客業をしていたとき、
「この人、すごく理屈で考えるタイプだな」
「この人は面倒見がいいな」
「この人は空気を読むのが上手だな」
と感じることがあります。
それが直感で対処するとまさかのトラブルにつながるケースも…。
実は、人の考え方や反応のクセは、ある程度パターンで見ることができます。
その考え方のひとつが、エゴグラムです。
研修を受けた際の内容を自分なりにまとめてみました。
どう対応したら良いか迷たっ時に参考になればと思います。
相手のタイプも簡易的に判断できると対応時の参考になると思います。
エゴグラムとは、交流分析という心理学の考え方をもとにしたもので、
人の心の働きやコミュニケーション傾向を5つのタイプで見る方法です。
難しく考えなくて大丈夫です。
今回は、ブログを読んでいる方でも気軽に試せるように、
かんたんなセルフチェック形式でまとめてみました。
エゴグラムの5つのタイプ
エゴグラムでは、人の傾向を次の5つに分けて考えます。
どれが良い、どれが悪いというものではありません。
人は誰でも、この5つの要素を持っています。
その中で、どの要素が強く出やすいかを見るのがエゴグラムです。
まずはセルフチェックしてみよう
次の質問に、直感で答えてみてください。
採点はかんたんです。
- よく当てはまる:2点
- 少し当てはまる:1点
- あまり当てはまらない:0点
それぞれの項目ごとに点数を合計して、
一番高いタイプを見てみましょう。
CP:責任感・ルール重視タイプ
- 約束や時間を守らない人を見ると気になる
- 間違っていることは、はっきり指摘したい
- 仕事はきちんと筋を通して進めたい
- だらしない態度を見ると注意したくなる
- 責任感が強い方だと思う
CP合計:__点
NP:やさしさ・面倒見タイプ
- 困っている人を見ると放っておけない
- 人の相談に乗ることが多い
- 相手が安心できるように気を配る
- 褒めたり、励ましたりするのは苦手ではない
- 人の役に立つと嬉しい
NP合計:__点
A:冷静・分析タイプ
- 感情よりも事実を見て判断したい
- 物事を比較してから決めることが多い
- 損得やメリット・デメリットを考える
- トラブル時でも比較的冷静でいられる
- 説明には根拠や数字があると安心する
A合計:__点
FC:自由・感情表現タイプ
- 楽しそうだと思ったらすぐ試したくなる
- 冗談を言ったり場を明るくするのが好き
- 自由に動ける環境の方が力を発揮しやすい
- 好き嫌いや感情が顔に出やすい
- 新しいものや面白そうなものに惹かれる
FC合計:__点
AC:協調・空気読みタイプ
- 周りの空気を読んで行動することが多い
- 自分の意見より、場の雰囲気を優先することがある
- 頼まれると断りにくい
- 人からどう見られるか気になる
- 争いごとはできるだけ避けたい
AC合計:__点
診断結果の見方
それぞれ最大10点です。
一番点数が高かったものが、
あなたの中で出やすいコミュニケーション傾向です。
ただし、エゴグラムは
「あなたはこのタイプです!」と1つに決めつけるものではありません。
大事なのは、5つのバランスを見ることです。
高いものは、あなたの強み。
低いものは、普段あまり使っていない部分。
そんなイメージで見ると分かりやすいです。
CPが高い人
責任感が強い「きっちりタイプ」
CPが高い人は、ルールや約束、正しさを大事にするタイプです。
仕事では責任感があり、ミスや不正に気づきやすい人。
周りからは「しっかりしている」「頼れる」と見られやすいです。
一方で、正しさを大事にするあまり、
相手に少し厳しく見えてしまうこともあります。
強み
- 責任感がある
- 約束やルールを守る
- 判断にブレが少ない
- 品質や安全を大事にできる
気をつけたいところ
- 人に厳しくなりすぎる
- 正しさを押しつけてしまう
- 柔軟さが足りなくなる
こんな言葉が響きやすい
「安全性が高いです」
「実績があります」
「保証がしっかりしています」
「ルール上も問題ありません」
NPが高い人
人に寄り添う「やさしさタイプ」
NPが高い人は、思いやりがあり、人を支えるのが得意なタイプです。
困っている人を見ると放っておけなかったり、
相談されることが多かったりします。
周りに安心感を与えられる一方で、
人に合わせすぎたり、頼まれごとを抱え込みすぎたりすることもあります。
強み
- 思いやりがある
- 人の気持ちに寄り添える
- 安心感を与えられる
- 面倒見がいい
気をつけたいところ
- 頼まれごとを断りにくい
- 相手に尽くしすぎる
- 自分のことを後回しにしやすい
こんな言葉が響きやすい
「安心して使えます」
「ご家族にも喜ばれます」
「困ったときもサポートできます」
「無理なく使えます」
Aが高い人
事実で考える「冷静分析タイプ」
Aが高い人は、感情よりも事実や数字を見て判断するタイプです。
比較したり、メリット・デメリットを整理したりするのが得意です。
そのため、物事を冷静に考えられる人が多いです。
一方で、理屈っぽく見られたり、
感情面への配慮が少なく見えてしまうこともあります。
強み
- 冷静に判断できる
- 数字や根拠に強い
- 比較検討が得意
- 無駄を見つけやすい
気をつけたいところ
- 理屈っぽくなりすぎる
- 感情面への配慮が薄くなる
- 決断に時間がかかることがある
こんな言葉が響きやすい
「数字で見るとこうです」
「他と比べるとここが違います」
「費用対効果が高いです」
「データではこうなっています」
FCが高い人
楽しさを大事にする「自由タイプ」
FCが高い人は、自由で明るく、楽しさや好奇心を大事にするタイプです。
新しいものに興味を持ちやすく、
場を明るくする力があります。
一方で、気分に左右されたり、
細かい確認が苦手だったりすることもあります。
強み
- 明るい
- 発想が自由
- 行動力がある
- 楽しむ力がある
気をつけたいところ
- 気分で動きすぎる
- 飽きやすい
- 細かい確認を忘れやすい
こんな言葉が響きやすい
「これ、楽しいですよ」
「新しい体験ができます」
「見た目もワクワクします」
「使うのが楽しみになります」
ACが高い人
空気を読む「協調タイプ」
ACが高い人は、周りに合わせるのが上手なタイプです。
空気を読んだり、相手に不快感を与えないように行動したりできます。
人間関係をスムーズにする力があります。
一方で、自分の意見を飲み込みすぎたり、
我慢しすぎたりすることもあります。
強み
- 協調性がある
- 空気を読める
- 人に合わせられる
- トラブルを避けるのが上手
気をつけたいところ
- 自分の意見を言いにくい
- 我慢しすぎる
- 人の評価を気にしすぎる
こんな言葉が響きやすい
「多くの方が選んでいます」
「無理に決めなくて大丈夫です」
「失敗しにくい選択です」
「周りからの評判もいいです」
1位だけでなく、2位も見ると面白い
エゴグラムは、一番高い点数だけで見るより、
1位と2位の組み合わせを見るとさらに分かりやすくなります。
たとえば、こんな感じです。
自分の結果を見て、
「たしかにそうかも」と思えるところがあれば、それが自分のクセかもしれません。
相手のタイプが分かると、伝え方も変えられる
この考え方が面白いのは、
自分を知るだけでなく、相手への伝え方にも使えるところです。
同じ商品や同じ説明でも、
相手によって響くポイントは違います。
たとえば、
CPが高そうな人には、
品質・安全性・保証・実績をしっかり伝える。
NPが高そうな人には、
安心感・家族へのメリット・サポートを伝える。
Aが高そうな人には、
数字・比較・費用対効果を伝える。
FCが高そうな人には、
楽しさ・新しさ・ワクワク感を伝える。
ACが高そうな人には、
失敗しにくさ・周囲の評判・安心材料を伝える。
自作のタイプ判別シートを作ってみました
研修で学んだエゴグラムの考え方をもとに、
相手の特徴的な言動からタイプを簡易的に判断できるシートを作ってみました。
黄色いマスのプルダウンから、
相手に当てはまりそうな行動を選ぶと、
CP・NP・A・FC・ACのどの傾向が強そうかが表示される仕組みです。
さらに、単にタイプが出るだけではなく、
性格の傾向
内側にありそうな深層心理
対応するときのポイント
も一緒に見られるようにしています。
たとえば「口調が攻撃的」という行動を選ぶと、
CPタイプの傾向として判定され、
相手が何にこだわっているのか、どう接するとよさそうかを確認できます。
もちろん、これは相手を決めつけるためのものではありません。
あくまで、
「この人には、どんな伝え方をすると届きやすいかな?」
まとめ
エゴグラムは、人を決めつけるためのものではありません。
「自分はこういう考え方をしやすいんだな」
「この人にはこういう伝え方の方が届きやすいんだな」
と気づくためのものです。
どのタイプが良い・悪いではなく、
大事なのは 自分のクセを知って、相手に合わせる引き出しを増やすこと です。
仕事でも、接客でも、家族や友人との会話でも、
相手のタイプに合わせて少し伝え方を変えるだけで、
コミュニケーションはぐっとスムーズになります。
あなたはどのタイプが一番高かったでしょうか?









































