いま、めちゃくちゃ欲しいもの | 偏愛モノ語りだぶー♡ ~「見上げれば、青空」別館

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自分が気に入ってる品々が、なぜかすぐに生産中止に追いやられてしまう現実を打破するために立てたブログ。極めて個人的な好みでのみ、書き綴ってます。

もうすぐ梅雨。

ていうか、そもそも、時々とんでもない豪雨とかあるので、

傘は大切。


大昔、それこそ昭和の時代、

まだまだ戦後の香りが漂っていたような時代の傘の思い出といえば、

祖母の傘。










幼い頃、

私は祖母の家に入り浸っていたのだが、

玄関には

やたらめったら傘があった。




不思議に思って訊いてみたことがある。


そしたら、

訪ねてきた方が帰る時に雨が降っていた時に困らないようにね、と。


うん、そうだった。

いろんな人が訪ねてくる家だった。


いろんなお菓子もあった。

仙台から訪ねてきた方の手土産だったんだろな。

「しもばしら」を食べて驚愕したのも、

祖母の家だった。



祖父は学者でもあったので、

自宅内で勉強会を開催することもあって、

若い人や、

当時、田舎では滅多に姿を見ないような外国人も訪ねてきていた。



そんな祖母の愛用の傘のほとんどは、

持ち手のところがだった。

なんか、虫の腹みたいで、ちょっと怖くて、

私はあんまり好きでなかった。

なんで、あんな傘を祖母は気に入ってるのだろうと不思議にも感じたけど、

さすがに、それは訊けなかった。



時は流れ・・・・。

あの頃の祖母と同年代になった私。

まだ孫はいない。

まだ祖母じゃないが、

結構な年なんだろうなとは、

自覚するようにはしている。


一昨年の今ごろかな?

日傘って、

1~2年くらいしか遮光効果が続かないと知り、

とりあえず、

その時、目についた「完全遮光傘」を買ったんですよ。


 


それがね、

持ち手が竹だったの。


大人になった私から見たら、

落ち着いた素敵なデザインで、

何の抵抗感もない。

うん。良さげ。

そう思って、注文したもの。


すぐ届いたので、

さっそく使ってみて、ビックリ。


こんなにも、竹の持ち手の傘って、

持ち易いのかと。


つまりは。。。。。

年を取って握力も弱くなった祖母は、

持ち易い傘ということで選んでいたのが

竹の持ち手の傘だった、ということなんだな。


風が吹いてきてぐらつくこともなく、

雨の向きに合わせて角度を変えるのも楽。


そうだったのか、

そうか、

そういうことか。



最近、よく、祖母のことを思い出すのです。

たぶん、祖母と一番触れ合ってた時間が長かったのは、

私ではないかと思う。


恐らく父や叔父叔母は、

戦後の混乱期の子育て中の自分の母の背中は見ていただろうけど、

でも、

一緒に遊んだり、

出掛けたり、

八重桜を摘んで塩漬けにしたりと、

そんな緩やかな時間を過ごすことは、なかっただろうなと。



そんなことを想いながら、

私の傘の持ち手の竹を見ていて、

気付いた。


竹・・・・

バンブーじゃん!!!!!

GUCCIのバンブーバッグじゃん!!!!!



・・・・そうか!!!!!!


GUCCIさんが、

竹の持ち手のバッグに、

大きな拘りを持ち、

長年、GUCCIの顔として、

丁寧に作り続けて来たのは、


そもそも、

持ち易いバッグだったからじゃないの?


・・・・と、

突然に繋がってしまって、感動。


(ワタシノノウミソッテ,ヒヤクアリスギ?)



この傘は、

私が買った後も、毎年マイナーチェンジしていて、

私の持ってる物よりも、
さらに使いやすいようにあちこち変えてある。


でも、

持ち手が竹という点は、

変わらない。


もう1本、欲しいくらいに、

使いやすくなってる。

どうしよう・・・・・。

今、メーカー希望価格の半額近くまで下げてあるし、

梅雨前だからか、

20倍還元にもなってる。


マジ、悩む。


ほんとは、大雨用に、透明ビニール傘竹持ち手バージョンを探していたんだよ。


 


だけど、うっかり、こっちのバージョンアップも見てしまって、

まさに、私が不便を感じてた部分が改善されてたことを知り、

かなり揺れ動いてる。

どうしよう・・・・。