最近の野球界では、試合のスピードアップというのが叫ばれている。

 

アメリカのメジャーリーグでは、マンフレッドコミッショナーが、試合時間短縮のための策を提案している。その一つが、敬遠の申告制だ。

 

敬遠の申告制は、ソフトボールでは取り入れられているが、野球では馴染みがない。これまで敬遠というと、4球投げないことには歩かせることができないというのがあったが、新ルールでは、敬遠の意志さえ示せば、一塁ヘ歩かせることができるルールだ。

しかし、選手からは戸惑いの声もあり、慣れるまでには時間がかかるのは必至だ。

 

その他では、ピッチャーが投球に入るためのルールも厳格化され、確かランナーがいないときは、ピッチャーがボールを受け取ってから15秒以内に、ランナーがいる時は30秒以内に投球することが明確化されているといったことを聞いた。長く野球に携わる人からは、否定的な意見が出ていることに驚いた。

 

いずれにしろ、なるべく早く試合を終わらせるための努力をしてかないと、テレビ中継にスポンサーが付きにくくなっているのはそのためである。