東京エクストリームウォーク50K、目黒川沿いを歩いています(2024年3月9日に歩きました)。
目黒川沿いには桜並木があります、開花はまだですね。
少し先の大崎駅付近ですが目黒川沿いの桜の様子はこちらで。
目黒川沿いを歩いていると、左手にひときわ目立つ煙突が。
目黒清掃工場の煙突ですね。
わたくし、ごみ処理場煙突マニアですから見逃しません。
真っ白な煙突がエレガント。青空にも映えます。
この辺りがちょうど30km地点になるみたい。
途中にはおしゃれな壁絵もありました。
ここで目黒川ともお別れ
大鳥神社の交差点を左折します。
ここから先が長く感じました。
30kmを過ぎて3分の2辺り。まだ3分の1あるのか、と思うと先が長いなと感じてしまいます。
この先でも細かな信号があって歩いたり、止まったり。足に細かいダメージが蓄積されていく感じでした。
普通のオフィス街・住宅街という雰囲気で目立つ建物もさほどなく、風景に代わり映えがあまりないのも何となく長く感じる要因の1つなのでしょうね。
そして大崎駅手前の跨線橋を歩いている時
「ピキッ」
あっ、左足ふくらはぎがつり始めました。
こりゃいかんと立ち止まりストレッチ。筋肉回復のためのアミノバイタルも飲んでみました。
ゆっくりまた歩き始めますが、何とかなりそう。
東京エクストリームウォーク50Kに参加申し込みをしてから
下見歩きを含めて4回ほど準備として歩きましたが(毎回が本番と思っているので練習という概念は自分にはなく、あくまでも準備としています)
どちらかというとスピード重視で最長でも30kmしか歩いていませんでした。久しぶりの30kmオーバーですから、そろそろ足に来る頃だといえばそうでしょう。
何とかなりそうですが様子を見ながら歩き続けます。
大崎駅前を通過。
いつも通勤で乗り換えするのでなじみの駅です。
何だか面白いオブジェ。
同じペースの参加者5人ほどで黙々と歩いています。
ちょうどこの辺りを歩いていた頃に
とある女性から「頑張ってください」と応援されました。
どなたか身内か友人が参加されているのでしょうか、それとも以前参加経験のある方なのでしょうか、分かりませんでしたが嬉しいですね。
そしてここで6時間経過。
34.4kmくらいでしょうか。
目標の9時間以内にはあと3時間で15.5kmくらい。
頑張れば行けそうな、ぎりぎりな感じかな。
そして左折し国道15号、すなわち第一京浜に入ります。
以前に東京エクストリームウォーク100でも通ったコースですが、道路の反対側になりますね。
こちらは下見時の写真なのですが
この日は晴れて天気が良かったものの、午後から冷たい風が強くなってきました。
この品川へ向かう第一京浜辺りは風が強く、なかなか思うように進んでいかない感覚でした。
この大崎~品川まで辺りが体力的にも精神的にも一番しんどかったですね。
大体35kmと全体の70%くらい。
100kmを歩いた時にも70㎞あたりが一番きつかったので
「7割の壁」みたいなものがあるのでしょうね。
そういう時はどうするかというと
体のあちこち痛いなあとか、まだまだ先は長いなあとか思ってしまいがちですが
「何も考えない事」が今までの体験から個人的には良いかなと思います。
頭の中を空っぽにして「無の境地」というと大げさですが、目の前の一歩一歩を淡々と歩くより他ないかな、なんて思います。
あるいは全く逆の発想で
スポーツの実況中継的に、もしくはドキュメンタリー番組のナレーターのような感じで
「さあ、りんりん選手、ペースが落ちてきました。これはどうしてでしょう?」
「前半飛ばしたのでここに来て疲労が溜まってきたのでしょう。ここが踏ん張り時ですよ。何とかペースを保ちたいところですね」
って感じで脳内実況中継をして
ある意味自分の今の状態を他人から見たように客観視するのもあり、ですね。
共通するのは今のきつい状況をそのままダイレクトな感情にせずに、ワンクッション置くという事じゃないかなあと思います。
ああ、また色々と語ってしまいましたが
これまた下見の時の写真。この歩道橋を渡ります。
本番ではきちんと大会スタッフさんが誘導してくれました。
工事中の品川駅前を通過。
そして高輪ゲートウェイ駅前を通過。
駅ビルが見るたびに大きくなっています。
それまではほとんど集団がばらけていたのですが信号待ちで追いついて10人ほど並んで歩きます。
札の辻交差点を左折します。
すると
東京タワーが見えてきました!
今までも何度も見てきたけど、やっぱり東京タワー見るとテンション上がって元気になりますね。
この辺りで前の集団に追いつき15~20人と久しぶりに大きな集団になってきました。
そして東京タワー前を通過。
時間はちょうど7時間。
40.3kmくらいでしょうか。
しんどいと言いながらも1時間で6km弱進んでいてかなり良いペースみたいです。
あと2時間で10kmを切ってきたので何とか9時間以内で行けそうだとこの辺りで分かってきました。
終わりが見えてくるとそれまでしんどいなと思っていたのがウソかのように元気になってきます。足取りも心なしか軽くなってきたような。
7割の時が一番しんどくても、8割くらいになると俄然元気が出てくる。
人間の心理って面白いものですね。
いよいよ大詰めです。
⑦に続く。