「国道134号歩き旅」、国道134号の終点大磯駅前交差点に到着しました。
最終ゴールの大磯駅はすぐ目の前ですがちょっと寄り道します。
国道1号をそのまま歩きます。
道の反対側には老舗和菓子店の新杵さん。
晩年を大磯で過ごした吉田茂も愛した和菓子屋さんだそうです。
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ん?「さざれ石」という名のバス停がありますね。
「さざれ石」というと「君が代」の
「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」という歌詞が思い浮かびますが
特に関係はないみたい。
大磯観光キャラクターの「いそべぇ」によると
大磯海岸に打ち上げられた玉砂利のことを「さざれ石」と呼んでいて
その玉砂利を模したお菓子が「さざれ石」という名で付近で売られていたことが由来みたいです。
大磯の「さざれ石」は君が代のさざれぇ~♪とは違うんです。長い間海中で磨き上げられ大磯海岸に打ち上げられた玉砂利のことで、その玉砂利を模したお菓子が今のスリーエフそばのバス停あたりのお店で「さざれ石」という名で売られていました。チャンチャン pic.twitter.com/DNDiYLiZ
— 大磯町観光 いそべぇ (@isotabi) December 20, 2011
そしてさらに歩くと
こんな碑が。
「湘南発祥之地 大磯」
とありますね。
ここは鴫立庵(しぎたつあん)。
こちらは控室だそうです。中はもちろん改装したのでしょうね。
肝心の道場はどれか分からず撮り忘れてしまいました。
現在は本井英氏が二十三世庵主を務めています。
お堂もありますね。
色々と句碑もあるのですが
肝心の「湘南発祥の地」の元となった標石には気が付きませんでした。
こちら蛙のオブジェは
15代庵主の原昔人(せきじん)が正岡子規に贈った「蛙鳴蝉躁(あめいせんそう)の蛙」を拡大して復元したものだそうです。
心なき身にもあはれは知られけり
鴫立つ沢の秋の夕暮れ
という大磯付近で西行法師が詠ったことから「鴫立庵」という名前になったそうです。
大河ドラマ「青天を衝け」のポスターがありましたが
渋沢栄一と何の関係が?と思ったら
11代庵主の大澤寿道は埼玉・深谷の出身で渋沢栄一とは同郷の関係で、鴫立庵の改修に渋沢栄一が寄付をしたこともあったそうです。
昨日、「青天を衝け」は最終回でした。
1年通して見てきましたが、渋沢栄一が文字通り日本の近代を生き抜き日本の発展に尽くしたのだな、と感銘を受けました。
外の塀にも1つ足の蛙がありますね。
という事で
国道134号最終ゴール大磯駅に到着!
今回の歩数。
5回に渡って歩いて
総歩数は160192歩となりました。
コロナウイルスの影響で自粛期間もありなかなか思うように進めませんでしたが
海岸沿いの道が多くとても楽しく気持ちよく歩けました。
次はどうしようかな?
千葉方面にするか、ついに中山道に取り掛かるか、はたまた神奈川県内の他の国道にするか考え中です。
まあ、ここ2年間はコロナの影響で思うように歩けなかったので来年は思う存分歩きたいですね。
体もなまってきたので、少々ハードに距離にこだわって、よりアスリート風に歩きたいな、なんて今のところ思っています。
来年早々にそんな話をするつもりではありますが。
そして次回はまとめ的に国道134号の大部分とも言える「湘南」ってどこのことなのか?についてちょっと論じてみたいと思います。