久しぶりのりん散歩、
今回は横浜・関内にある
横浜三塔を巡ってみましょう。
(2019年9月8日に歩きました。)
横浜三塔とは横浜港付近に大正〜昭和初期に建てられた塔を含んだ3つの建築物のことで、長らく横浜港のシンボルとして親しまれてきました。
ジャックの塔(横浜市開港記念会館)
クイーンの塔(横浜税関)
キングの塔(神奈川県庁本庁舎)
の3つからなり、横浜港に入港してきた外国人船員がトランプのカードに見立てて名付けられました。
みなとみらい線の日本大通り駅を降りるとすぐに見えてきたのが
ジャックの塔こと、
横浜市開港記念会館です。
1917(大正6)年に横浜開港50周年を記念して建設されました。関東大震災で火災にあうも1927(昭和2)年に復元して再建されました。
この時計塔は消失しなくて残ったそうです。
では中に入ってみましょう。
モダンなタイルの床です。
階段を登るとステンドグラスがありますね。
「ポーハタン号」
日本の開国を要求したペリー艦隊の旗艦で、この船内で日米和親条約が結ばれました。
「港町横浜」の出発点となりました。
貴賓室。
建物内にはホールがあり、現在でも横浜市中区公会堂として利用されています。
この日もシンポジウムが行われていました。
ホールの前にある、開港する前の横浜村の様子を描いた絵。
「横浜市歌」の歌詞にもあるのですが、江戸時代末は民家がちらりとあるくらいの寂しい漁村だったそうです。
まだまだステンドグラスはありまして、
「箱根越え」
「呉越同舟」
「鳳凰」。中央上部には「ハ・マ」マークの市標もありました。
こちらは時計塔に登るためのらせん階段。
普段は立ち入り禁止なのですが、
3月10日(「三塔の日」)や6月2日の開港記念日(横浜市では市制記念日にあたる)などのイベントで登ることができるそうです。
②に続きます。