東海道を歩いて旅する「東海道ひざびっくり」、もうすぐ滋賀県大津の中心部です(2019年1月5日に歩きました。)
 
 
 
 
 
 
 
 
続いては義仲寺(ぎちゅうじ)にやってきました。
 
 
こちらはまさに旧東海道沿いにあります。
 
 
源平の戦いで猛将として活躍しながらも、この地近くの粟津の戦いで命を落とした
 
 
木曽(源)義仲のお墓があります。
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それでは入ってみましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
バショウの木が植えられていますが
 
 
ここには実は松尾芭蕉のお墓もあるのです。
 
 
松尾芭蕉と言えば「歩き旅」界のレジェンド中のレジェンド
 
 
これは1度ご挨拶に伺わねばと訪れました。
 
 
 
 
 
 
 
「古池や  蛙飛び込む  水の音」の句碑。
 
 
 
 
 
 
 
これは木曽義仲の墓。
 
 
 
 
 
 
 
木曽義仲の妻で「女武者」としても活躍したと伝わる巴御前の墓といわれる巴塚。
 
 
巴御前は義仲が討たれたあと、「名もなき女性」として義仲の墓を供養したのがこの義仲寺の始まりと伝えられています。
 
 
 
 
 
 
 
静かな日本庭園で疲れも少し癒されるよう。
 
 
 
 
 
 
 
そしてここが松尾芭蕉の墓。
 
 
芭蕉はこの琵琶湖のほとりのこの地の景色を愛し、よくこの義仲寺に滞在していたそうです。また義仲の一本気な性格を好み俳句も作っています。
 
 
芭蕉は大阪の御堂筋で病床に伏した時、義仲寺に葬ってほしいと遺言を残しこの地で眠っています。
 
 
じっと見ていると「りんりんよ、この程度で弱音を吐くもんじゃないぞ」といわれているような気がしてきました。
 
 
さっきまで脚が重くてしんどかったのですが、いやしんどいことには変わりはありませんが、何だか芭蕉さんに励まされたようで、よし、まだまだ行けるぞと前向きになったような気がします。
 
 
 
 
 
 
 
ぶれてしまったけれど、松尾芭蕉辞世の句「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」
 
 
松尾芭蕉は最後の最後まで「旅人」だったということでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
さて、芭蕉さんから力をもらって再出発です。
 
 
 
 
 
 
 
14時45分ごろ。出発して8時間30分くらい経ちました。
 
 
あ、そうそう、実は松尾芭蕉が忍者だったという説が都市伝説としてありますね。例えばこんなもの。
 
 
 
 
 
 
 
わたくしにも真偽は分かりません。いくつかはなるほどなと思うこともあります。ただその説の裏付けのひとつ、歩いた距離(1日48km)うんぬんで言われたら・・・。
 
 
いやいやいやいや、江戸時代の舗装されてない険しい山道とはいえ、当時として高齢ということは差し引いても、当時の「健脚」だったら歩けるんじゃないかなあ。
 
 
何たって普通の人が40km歩く時代ですよ。もちろん普通の人よりかは相当歩いたとは思いますが、だからといって人並み外れた訓練といえる範疇じゃないと思うのですが・・・。
 
 
それ言ったら、わたくしだって若い(実年齢は実はそんなに変わらない)とはいえ、1日は同じくらいの距離歩いてますから。
 
 
それにウォーキングイベントでは70過ぎくらいで40・50kmを軽く歩いている方、うじゃうじゃいるそうですから。
 
 
 
・・・・・。
 
 
 
は!しまった!
 
 
つい感情的になってわたくしりんりん、忍者であることをカミングアウトしてしまったではないですか(笑)。そういえば無防備に前半でほっかむりして「忍者りんりんくん」に変身してしまってましたね(笑)
 
 
 
そうすると、1日で200km走った間寛平さんは確実に忍者ですね。いや忍者の棟梁だな(笑)。間寛平忍者説(笑)。
 
 
じゃあ、どこの忍者かって?伊賀?甲賀?はたまた「はざま」だから「風魔」かもしれないな。でも恐らくは・・・
 
 
 
「甲斐〜の(かい〜の)」忍者・・・。
 
 
 
・・・ガーン
 
 
 
信じるか信じないかはあなた次第(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・とまあ、お遊び脱線はここまで。旧東海道からちょっとだけ離れて滋賀県庁へ。
 
 
 
 
 
 
 
 
風格ある建物です。昭和14年竣工。
 
 
 
 
 
 
 
 
 ここで左折。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
京都・三条大橋まであと11kmほど。ラストスパートというにはちょっと早いですが、力を振り絞ります。
 
 
ちなみにこの道、電車のレールがあるのが分かりますか(撮り方悪くて分かりづらくてすいません)?
 
 
ここは京阪電車が路面電車として通行している区間なのです。が、わたくしが通った時には電車が通りませんでした。残念。
 
 

 

 

 
 
こんな風に京阪電車は道路を走っているのですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
芭蕉さんの励ましがあったとはいえ、この先緩い上り坂はやっぱりしんどいや。脚を引きずり歩きます。
 
 
いよいよ佳境です。
 
 
 
 
 
⑪へ続く。