「東海道中ひざびっくり」、東海道五十三次52番目の宿場町、草津宿に着きました。
 
 
地図は変わって草津から大津まで。琵琶湖の南をかすめるように歩いていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらは草津宿本陣
 
 
草津宿には2つ本陣がありましたが、その中の田中本陣。
 
 
本陣とは大名・旗本・幕府官吏・宮家など高貴な人しか泊まれない最高級クラスの宿のこと。現在の5つ星ホテルに相当する・・・といってもお金があっても一般客は泊まれなかったのでそれ以上の存在なのかな。
 
 
現存している本陣としてはこの草津宿の田中本陣は最大級なんだそうです。では中に入ってみましょう。
 
 
 
 
 
 
入るとすぐに関札(宿札)がありました。
 
 
宿場の入口や本陣の門前に掲げられ、このお方が宿泊されているので失礼のないようにという、「お知らせ」の役割をもっていました。
 
 
 
 
 
 
 
高座が設けられていますが、寄席でもあるのかな?
 
 
 
 
 
 
 
赤絨毯の上を歩くと何だか偉くなった気分。
 
 
「皆のもの、苦しゅうないぞ。カッカッカ〜てへぺろ。」
 
 
 
 
 
 
 
こちらは土間の様子。
 
 
 
 
 
 
 
 
庭も立派な松の木が。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続いてはここ。本陣の次の格式の脇本陣跡地にある、
 
 
 
 
 
 
 
 
ベーカリー&カフェ脇本陣さんへ。
 
 
江戸時代の脇本陣の遺構も残っているここでお昼御飯にしようかな、と思っていたのですが
 
 
残念ながら新年早々でお休み。リサーチが甘かったなガーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、草津宿のマンホールをこれはリサーチ通りに見つけてパチリ。後で見たらちょっとピンぼけニヤリ
 
 
 
 
 
 
 
続いて草津宿街道交流館へ。
 
 
 
 
 
 
 
街道を旅する時の道具などを展示しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
衣装を着て江戸時代の旅人気分も味わえます。
 
 
 
 
 
 
 
ここで草津宿マンホールカードゲット爆笑
(撮影は自宅にて)
 
 
受付のお姉さんに「どういう交通手段で来ましたか?車ですか?電車ですか?」と聞かれたのですが(どの人にも聞くマニュアルになっているようです)
 
 
「え?・・・え〜っと、徒歩です・・・。あっ、その前は電車でしたけど・・・」
 
 
なんて答えてしまいました。お姉さん、草津駅から歩いてきたと思ってないでしょうか。水口から5時間ぐらいかけて歩いてきたのですが、伝わったでしょうか・・・。
 
 
宿場町の地元の人に「ここまでずっと歩いてきました」っていうと意外とびっくりする人がいたので、ちゃんと伝わったかなあ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そろそろ草津宿も外れの方かな。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここまで3万8千歩。距離にして25km。
 
 
この辺りがだいたい今日の中間地点かな・・・。
 
 
普通だとこの辺でやめておきますかとなるところですが、冒頭でふれたように遠いのでそう何度も来れないのと、1日の行程だけでも「江戸時代人越え」を目指したので、もう京都まで行くしかないでしょ、とそのまま進みます。
 
 
脚はやはり少し重くなり始めてきましたが、足裏の違和感はいつの間にかなくなっていたので靴擦れの心配はなさそうです。
 
 
時間は11時45分。出発してからおよそ5時間半。単純に計算すると17時15分ごろ京都に到着となります。
 
 
もちろんこの後の疲れからもう少し時間がかかることが予想されます。18時前には着けばいいのかな、と思い始めてきました。三条大橋に着いた後余裕があれば1,2か所京都観光しようと思いましたが、この時点でできなさそうだと分かりました。
 
 
先ほどのベーカリー脇本陣でお昼ご飯食べられなかったので、この付近で前の日にスーパーで買っておいたおにぎり1個をストレッチしながら食べてまた出発です。念のため準備してきて良かった。
 
 
 
 
 
 
 
矢倉橋を渡ります。
 
 
 
 
 
 
 
ここが新しい草津川
 
 
2002年に旧草津川に変わって流れるようになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この交差点を左斜めに入る細い道が旧東海道。すると、
 
 
 
 
 
 
 
 
まるで「工事中」の看板のように目立つ「一里塚」の看板が。野路一里塚です。
 
 
 
 
 
 
 
 
小ぶりで復元したものでしょうが、分かりやす過ぎる看板もある意味地元の方の熱意と捉えておきましょう。
 
 
 
 
 
⑧に続く。