「東海道中ひざびっくり」、51番目の宿場町、石部宿を小雨が降る中歩いています(2019年1月5日に歩きました)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あれ?何か見おぼえある看板だぞ、と思ったらこれ前日の土山宿の時によく見た看板だな。
 
 
これって土山宿周辺だけで水口宿では見なかったような気がするけど、滋賀県共通なの?でも石部宿のところだけ黒いステッカー貼り直しているような感じがするし、土山宿から移し替えたものかな?
 
 
 
 
 
 
 
「いしべ宿駅」という休憩所があったので一休みしましょう。といっても新年で建物の中は開いていません。軒下で少し小雨をしのぐ感じです。
 
 
すると 
 
 
 
 
 
 
 
トイプードル「雨降っても奥さんと一緒にパトロール♪ん?いつものコースにタオルをかぶった見慣れない怪しい男がいるぞ。誰だ君は?わんわんわんわん」
 
 
と言ってたのか分かりませんが、ワンちゃんが吠えながらこちらに近づいてきました。
 
 
「ああ、すいませんね。(東海道を)歩いてはるんですか?」とワンちゃん連れていた奥さん。
 
 
「はい、そうなんです」「大津までですか?」
 
 
「いえ、京都まで頑張って歩こうと思います。めったに来れないので」
 
 
などと昨日は関から水口、今日は京都まで歩くこと。7、8年くらい何回にも分けて歩いていることなどしばらくお話し。すると奥さんが
 
 
「うち近いからいらない傘貸してあげますよ」とありがたいお言葉。でももうすぐ雨止みそうだったので「ありがとうございます。でも何とか止みそうなので大丈夫だと思います」と。
 
 
「それじゃお気をつけて」と奥さんとワンちゃん。帰り際にワンちゃんだけ写真撮らせてもらいました。
 
 
 
 
それにしても滋賀県内に入ってから
 
 
前日の土山宿の伝馬館の女性スタッフさんや
 
 
水口では一見さんもいいところなのに色々と話しかけてきたコンビニ店長さん、ニコニコして感じが良かったスーパーのレジの女子高生
 
 
丁寧な接客で腰の低い食堂のオヤジさん、歩いている時にすれ違いざま元気に挨拶してくれた交通整理の警備員さん
 
 
そして傘を貸してくれようとしたワンちゃんと一緒に散歩していたご婦人
 
 
何だか会う人会う人みんな気さくで親切で感じが良いニコニコ
 
 
滋賀県出身の友人・知人ってパッと思い付かないくらい縁が薄かったのですが
 
 
わたくしの中で滋賀県民への好感度むちゃくちゃアップしました爆笑
 
 
 
 
 
 
 
 
旧東海道はここで右にカーブするのですが、角にあるのが石部宿田楽茶屋。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここで食事も取れるのですがまだ新年早々ということもあり、営業していませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
西の見附跡。石部宿はここまで。次なる草津宿を目指します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旧石部町のマンホール。
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょっと旧東海道から外れてJR草津線石部駅へ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
石部宿の冠木門のモニュメントがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
旧東海道に戻って石部宿西縄手を歩きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらは今までの東海道の地図。小さくて見にくいですがピンクの星が今いる石部宿の位置。
 
 
いよいよゴールが近づいていることが分かります。が、京都三条大橋までは35km以上あります。まだまだ先だなガーン
 
 
 
 
 
 
 
どどーんと現れたのは名神高速。
 
 
 
 
 
 
 
 
旧街道が続く中に近代的な大きな建造物は良いアクセントになってわたくしは結構好きです。
 
 
 
 
 
 
 
 
時間は9時30分。ようやく小雨が止んだようです。出発してからおよそ3時間。
 
 
電車はJR草津線。深い緑色が印象的ですね。そして後ろに見える山は?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三上山という山です。標高は432m。
 
 
平安時代に紫式部が
 
 
「打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの」
 
 
と詠ったように、「近江富士」と呼ばれ親しまれてきました。この辺りでは右手にずっと見えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
草津線の線路沿いをしばらく歩きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
途中で視界が開けて近江富士がはっきりと見えます。晴れていたらもっときれいだったでしょうね。電線が引っ掛かっちゃったのがちょっと残念。
 
 
 
 
 
 
 
 
この辺りものどかな道です。すると、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あら?いつしか栗東(りっとう)に突入していた模様。
 
 
旧街道だと市境の標識があったりなかったり。そんな時はマンホールで察知する男、それがりんりん。
 
 
この後も何度もマンホールで市境を察知します。
 
 
 
 
 
 
 
もう一丁栗東市マンホール。
 
 
栗東市といえば、競馬のトレーニングセンターがあることで知られています。
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
歩いているとふと目についた自販機。空手道場の前ですがこんなオリジナル空手自販機なんてあるんですね。
 
 
飲み物の下にJKF50とあるのはAKBの真似でもなく、東京オリンピックで正式種目となった空手を身近に感じてもらい、広く認識を広めるための「空手アンバサダー」のこと。
 
 
何年か前にCMに出てキレキレの形を披露した高野万優(まひろ)選手もこの空手アンバサダーの一員。この時は9歳だったみたい。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在小学校6年生で全日本少年少女空手道大会で史上初の6連覇を達成したようです。将来の金メダル候補ですね。っていうかもしかして東京にもでれるのかな?
 
 
以上、全く東海道と関係ない話でしたてへぺろ
 
 
しかしまあ、旧街道からはしょっちゅう大きく外れて寄り道するし、目にしたものから関係ない話にたびたび脱線するし、下手をすると街道筋の名所・旧跡よりもマンホールや飛び出し坊やに目が行きがちだし・・・。そこは街道歩きのニュースタイルってことでご了承下さい(笑)。
 
 
 
 
 
 
⑤に続く。