東海道を歩いて旅する「東海道中ひざびっくり」、ついに西の難所、鈴鹿峠にチャレンジです。
 
 
 
 
 

 
 
 
拡大して地図を確認していただけたら幸いです。旧東海道の鈴鹿峠の辺りは「道路」がないのでグーグルのマイマップではルート途切れちゃうのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
片山神社の鳥居まで来ました。そこから右を見ると、
 
 
 
 
 
 
ここから鈴鹿峠が始まるようです。
 
 
鈴鹿峠は標高357m。「東の箱根峠、西の鈴鹿峠」と江戸時代に言われていた、東から京都まで向かう東海道最後の難所です。
 
 
 
 
 
 
では、登り始めますよ。
 
 
他の東海道ウォーカーの方々の体験記読むと箱根峠に比べるとだいぶ楽だと聞いていたので、まあ何とかなるでしょくらいの軽い気持ちでいましたが、
 
 
「あれ?思ってたよりもきつそうだぞ」
 
 
この写真のぶれ具合からわたくしの動揺を感じ取ってみて下さいニヤリ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ところどころに雪がちらほら見えます。てくてくと、黙々と峠道を進みます。
 
 
ブログ復帰してから約半年。その間水泳などで鍛えた成果か、何とか息切れせずに登っていきます。とはいえ傾斜はきつくて足にはかなり堪えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
しばらく上ると、あれ?高架の道路が見えてきました。
 
 
 
 
 
 
 
階段をずんずん上ります。ん?もう終わりなの?結構あっけなかったな。
 
 
 
 
 
 
 
道路はどうやら国道1号のよう。後ろを振り返ると
 
 
 
 
 
 
鈴鹿峠の看板が。まあ、そりゃここで終わりの訳はないよな、と続きを進みます。
 
 
むしろここからが本番のようです。
 
 
 
 
 
 
松尾芭蕉の句碑「ほっしんの  初に越ゆる  鈴鹿山」とあります。
 
 
ほっしん(発心)とは元々は出家・仏門に入ること転じて物事を始めようと思い立つことです。
 
 
何事も思い立って行動し始めるとすぐに鈴鹿の山のような試練が待っているので心して始めなさい、という意味でしょうか。とても含蓄のある句だと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
まだまだ峠道は続きます。心なしか傾斜がさらにきつくなってきたような。右の看板には「落石注意」と書かれていますガーン
 
 
 
 
 
 
 
これは馬の飲み水場跡。
 
 
馬も人間と一緒にこんなきつい峠道に連れてこられたらたまったもんじゃないよね。でも馬子さんたちは馬を引きながら峠道を馬子唄を唄いながら登っていったんだよなあ。こちとらハアハアいうだけで唄う余裕なんて全くありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
ああ、まだ続いているのねと上を見あげながら登っていきます。息も切れてきて、足も疲れが貯まってきました。するとその時
 
 
 
 
 
 
 
 
急に道が平らになり視界が広がりました。どうやら峠を越えたようです。
 
 
 
 
 
 
 
片山神社の鳥居からは10分弱だったので、何時間もかかる箱根峠に比べると距離はかなり短かったのですが、傾斜のきつさは箱根峠に勝るとも劣らないと思いましたよ。少々鈴鹿峠なめていたかもしれません。
 
 
それと、この鈴鹿峠越えた所で関宿出てから初めて犬を散歩していた人とすれ違いました。時間にして1時間半ぶりです。
 
 
 
 
 
 
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」じゃないですが
 
 
「峠を越えるとそこは雪国(ってほど積もってないけど)」でした。
 
 
確か年末に雪降るって予報あったけどこのあたりはかなり降ったのですね。
 
 
 
坂下宿あたりはほとんど雪の気配なかったのですが
 
 
これが「坂は照る照る鈴鹿は曇るあいの土山雨が降る」という馬子唄のように鈴鹿峠の東と西では気候が異なるひとつの表れなのでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここが伊勢国近江国の境
 
 
現在の三重県滋賀県の境になるんですね。
 
 
道標風の県境だと胸にじ〜んと来るものがありますが、やはり道路標識がないとテンションアップまでは行かないかな。
 
 
 
 
 
 
 
ここからしばらくはこの看板が旧東海道を案内してくれるようです。
 
 
ふぅ〜、しかしちょっと疲れたな。ここらでひと休みするか。
 
 
 
あれ?パンダ先生🐼と初めて連れてきた子パンダちゃん🐼はどこにいったんだ?
 
 
 
 
 
 
 
わ〜い、雪なのちゃ☃️!とたわむれていたようですてへぺろ
 
 
 
 
 
 
⑥に続く。