こんにちは。
自らのHSP傾向と付き合いつつ、
精神科医として働きながら、
イヤイヤ期真っ盛りの男の子のお母ちゃんしてます。
今回は、大人になってからASD(自閉スペクトラム症)と言われた夫のおはなし。
子供が2歳を過ぎ、
本格的なイヤイヤ期を迎え、
夫は子育てで大苦戦していました。
子供は「イヤ!」「ちがう!」の連発。
ぺらぺらとおしゃべりしますが、
そうは言ってもまだ2歳。
完全に言葉を理解できているわけではないのです。
ASDの夫は、
「言葉を文字通り解釈する」
「相手の気持ちを理解しにくい」
「想像力が乏しい」
という特性があり…
2歳児との相性が悪い
2歳児を相手に、
「何がイヤなの?」
「何が違うの?」
と、どんどん詰問していきます。
もちろん子供はちゃんと答えられず、
つじつまの合わないことも言います。
そこをさらに追求する夫。
逃げ場を失った子供はパニックに、
思うような答えが得られず、夫も怒り心頭💢
そして、夫は怒ってしまったことに
後で自己嫌悪、どーんと落ち込みます。
元に戻るのに半日ぐらいかかります。
子供の「イヤ」「ちがう」の裏には、
まだ言葉にできない色んな気持ちがある、
ということ。
まだ2歳だから、適切な言葉を使うのは
難しい、ということ。
そういうのが夫には想像できないのです。
一番困ったのが、
怒った後に落ち込んで、
暗い表情で無言でリビングにいること。
パニックになって大泣きの子供のケアをしつつ、
そんな状態の夫にも気を遣う。
私も、夫も、子供もピリピリしていました。
しょっちゅうそんなことがあったので、
夫と子供を二人にしておくのが
すごく怖かったです。
いざ夫に子供を任せて出かけて帰ってきたら、
イライラ・ピリピリした様子の夫と
大泣きの子供…
とてもじゃないけど
のんびりした気分で出かけられることは
ありませんでした。
つづきます。