Osaka Metro中央線用20系2632編成 出場前の試運転 平成30年8月21日(火)撮影 | ふなたんのブログ

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平成30(2018)年8月21日(火),緑木車両工場にて定期検査を受けていた中央線用20系30番代2632編成の出場前の最終確認を行う試運転が四つ橋線内で2往復行われました。2632編成は,同日夜に緑木車両工場から森之宮検車場へ回送され,数日後に中央線,相互直通運転を行う近畿日本鉄道(以下,近鉄と略)けいはんな線で試運転が行われました。これは近鉄けいはんな線では最高速度95km/h・ワンマン運転が行われいるので,それらの動作確認を行うためです。

 

四つ橋線を走行する中央線用20系30番代2632編成,「試運転」列車。2632編成の先頭となる2632・2932の前面上部の列車無線装置は四つ橋線を走行するために中央線用の緑色の装置から四つ橋線走行対応のグレーの装置に交換されています。画像は1往復目の往路です。

 

四つ橋線玉出駅にて

 

中央線用20系30番代2632編成,「試運転」列車が四つ橋線を走行しています。20系30番代は平成元(1989)年に谷町線用として9編成(2631~2637編成)が投入されました。平成18(2006)年近鉄東大阪線(現:けいはんな線)生駒駅-学研奈良登美ヶ丘駅間延伸開業にともない,谷町線から中央線に転用・改造が行われ,20系は中央線に集中配置となりました(代わりに中央線用24系9編成が谷町線へ転用)。

 

四つ橋線花園町駅にて

 

2往復目の往路の試運転を行う中央線用20系30番代2632編成。20系30番代は中央線転用にあたり,VVVFインバータ制御装置をGTO素子からIGBT素子使用のVVVFインバータ制御装置に換装・近鉄線内ワンマン運転への対応(前面非常用貫通扉にワイパー増設)・車外スピーカー設置・バリアフリー化対応・近鉄東大阪線(現:けいはんな線)の生駒トンネルの連続勾配に対応して,抑速ブレーキの追加などの改造工事が平成16(2004)年から平成18(2006)年にかけて行われました。

 

四つ橋線玉出駅にて

 

▲四つ橋線で2往復の出場前の試運転を終えて緑木車両工場最寄駅となる北加賀屋駅に到着した中央線用20系30番代2632編成。令和7(2025)年「大阪・関西万博」(日本国際博覧会)の開催に合わせた中央線夢洲(ゆめしま)延伸計画などを見据えて新型車両の投入が予定されており,万博開催時には製造から約40年となる20系の動向を注視したいです。

 

▲中央線用20系30番代2632編成,「試運転」列車復路の運転を担当した運転士が後部標識灯(尾灯)が点灯している(緑木車両工場へ戻る時は入換運転となるため,前照灯・後部標識灯の両方を点灯)事を指差指呼を行っています。 四つ橋線で出場前の試運転を行う中央線用20系30番代を撮影したのはこの日が初めてとなりました。

 

中央線用20系30番代2632編成,「試運転」列車と四つ橋線用新20系23系との並び。20系は大阪市営地下鉄(現:Osaka Metro)に初めてVVVFインバータ制御車両で,新20系は第三軌条集電各線区の標準となる車両として20系をベースにした車両ですが,前面デザインやアルミ材から軽量ステンレス車体になるなど大幅な変更が行われています。

 

以上3点,四つ橋線北加賀屋駅にて