京福電気鉄道は,京ち都の中心市街に位置する四条大宮から京都の代表的観光地の一つ嵐山までを結ぶ嵐山線(7.2km),嵐山線の帷子ノ辻から分岐し北野白梅町間を結ぶ北野線(3.8km)からなり「嵐電」の愛称で親しまれている。
「嵐電」嵐山線で'12.6.4(月)教習列車が数往復運転され,使用車両はモボ621形624号だった。各駅で教官役の指導運転士(?)が所定の停止位置と実際に車両が停車した位置の誤差を目視確認していたので,乙種動力車操縦者免許取得試験列車もしくは試験へ向けた訓練列車と思われる。
なおこの教習列車は他の日にも運転されている。
運転士見習いの方が運転(横の方は教官役の指導運転士と思われる)するモボ624号の教習列車が嵐電天神川駅に到着する。 車内にはも一人教官(指導運転士)とストップウォッチを持った方(こちらも運転士見習い?)が乗車している。
残念ながら嵐電天神川駅では四条大宮行きと教習列車が被ってしまい,教習列車の編成撮りが出来ず教習列車の後続列車に乗り教習列車を追いかける。嵐山駅から教習列車の折り返し時間を考え,車折神社駅で嵐山駅から四条大宮駅へ折り返す教習列車を撮る事に決めた。
四条大宮行きが出発してしばらくして嵐山駅から教習列車が折り返してきた。車内の教官が停止位置を目視確認後出発して行った。
嵐山駅から折り返して車折神社駅に到着したモボ624号教習列車。
停止位置を目視確認後,車内に戻る教官。
教習列車に使用されたモボ624号の前・側面方向幕は「試運転」表示,前面には教習列車をあらわす「教」の看板が取付られた。 路面電車で「教」の看板が取付られているのは珍しい。
各出入口扉には営業列車との誤乗を防ぐために案内文が貼られていた。
誤乗を防ぐため各出入口扉に貼られた案内文の拡大。 ※:トリミング済み
嵐電天神川・車折神社駅にて '12.6.4(月)
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