「フリーゲージトレイン」Ⅰ:説明 | ふなたんのブログ

ふなたんのブログ

乗り物全般(主に鉄道・バス・飛行機)を撮影した写真をマイペース(極端に少ないですが)で更新。
稀に自分自身の事や考えをアップすることも。
画像の無断転載・転用は禁じています!!

'12.10.9(火)にフリーゲージトレイン(以下FGTと略)を撮影してきました。

FGTとは,鉄道線路の軌間が異なる標準軌(1435mm)と狭軌(1067mm)とを直通運転出来る「軌間可変電車」の通称です。またFGTは和製英語で英語ではGaugeConvertibleTrain(GCT)と言います。
日本は主に新幹線と在来線との新在直通運転を目指しています。

開発は'97年から運輸省(現国土交通省)の指導のもとに,日本鉄道建設公団(現(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構,以下鉄道・運輸機構と略)の委託を受けた鉄道総研が行い,現在は'02年8月にJR・メーカーの12企業体からなるフリーゲージトレイン技術研究組合が設立され,鉄道・運輸機構で開発が行われてます。

フリーゲージの仕組みは新幹線の走行状態(軌間は標準軌)→軌間可変装置(案内レール)で車輪を内側に移動→在来線の走行状態(狭軌)になります。
現在は第一次試験車で得た試験結果を基に'07年製作された第二次試験車を用いて試験が行われてます。
'07年~'09年まで,JR九州の日豊本線・九州新幹線で試験が行われました。この結果,在来線半径600m以下の曲線・一部の分岐器等の通過性能が現行の在来線特急より下回る事が判明しました。
この為,軸距の短縮・車軸軸受間隔の短縮による曲線通過性能の向上が図られた新形台車を装着,'11年6月28日(木)未明よりJR四国予讃線で走行・耐久試験が開始されています。