僕たちの頭の中にあるのは「芸者さん」という言葉しかありません。
しかし、京都の花街(はなまち)をネットでいろいろ検索してみますと。今まで知ら
なかったことが多いです。というのも、「芸者さん」は時代劇に出てくる器量のいい
女性という印象しか持っていなかったのです。
京の五カ所の花街は「五花街(ごかがい)」と言われているそうです。
それぞれの花街では、歌舞会があり、芸を見てもらうため、何百人も収容可能で、長
い伝統を持つ「歌舞練場」というのがあります。
そして、それぞれの歌舞会では各々の歌舞練場で春や秋には長期にわたって大イベン
トを開催しているようです。
花街を調べているうちに、なるほどな!と思うフレーズを見つけました。
「いちげん(一見)さんお断り」という言葉です。
”意味深” ですね!
舞妓さんは中学卒業後、入ってくるそうですが、修行するための学園もあるんです
ね。中のことはよくわかりませんが、そこでいろいろな指導を受けるんだと思いま
す。初めて舞妓さんになった舞妓姿の女の子たちはフレッシュそのもの。
五花街の特徴は、舞妓さん、芸妓さんが一緒に踊るんですね。舞妓さんの長い帯
(「だらりの帯」というんですか、舞妓さんの美しい着物と先輩の芸妓さんたち
の着物姿とうまく溶け合って違和感のない踊りの舞台を作っています。
全部は出せませんが、公式ウェブページから発表会の写真をお借りしました。
【祇園甲部歌舞会ー都をどり】
【宮川町歌舞会ー京おどり】
【先斗町歌舞会-鴨川をどり】
【上七軒歌舞会ー北野をどり】
【祇園東歌舞会ー美磨会】
YouTube全盛のことですから、ショートの紹介動画を入れてみます。
次の作品は、「宮川町のみずゑ會」の様子です。
宮川町の芸術を紹介するため、一年間お稽古してきたことの成果を披露します。
みずゑ會は、一日ごとに、宮川小唄で幕を閉じるそうです。それは豪華な歴史
絵巻のなかで特別、味わいのあるものだそうです(海外用英文解説から)です。
修行の場である歌舞会、それぞれで、稽古してきた成果の披露をします。その
中で、次のyoutube動画は「宮川町のみずゑ會」の様子が記録されたものです。
【このYouTube動画はSankeiNews様による「みずゑ會」の様子です。)
また、各歌舞会には日本の伝統楽器を演奏する人たちがいますが、芸妓さんたちは
そういった楽器の修行もしているそうです。
各歌舞会の人数規模はいずれも、一番上の写真くらいいるようです。作品と写真の
都合で十分説明ができていません。サイズも、内容も整っていなくて申し訳ありま
せん。
ただ、僕みたいに田舎にいて、こういった活動は見たことない人もいるだろうと思
い、ご紹介の意味もあり、今回のブログを書いた次第です。
五花街のサポート的な組織として、「おおきに財団」というのがあります。花街歌
舞会のサポートをしている財団ということみたいです。
コロナの影響はあったようですが、今、規制がなくなって再び力を入れているようで
す。まだ、お客さんの方が前ほどは戻ってきていないそうですが、その事情もわかる
から、何も言わないというような記事も見かけました。