毎日、激暑のつづく8月、今日は16日「藪入りの日」、昔から、この日だけは奥様
方が解放される日でお里帰りされるのが常識でした。
でも、今、どうなっているんでしょう?
そんな、暑い日、公民館(うちのは「カルチャーセンター」と言いますが、そこの横
に設置してあるリサイクル用のストックハウスに段ボールを入れに行って、その帰り
道、一人の赤いTシャツを着た人が、道路(と言っても幅1mあまり)に自転車が倒
れた横で、両手を後ろ側に立てて、上体を半分起こしてぼーっとしているじゃありま
せんか。
『アッ、これは普通じゃない!』と一瞬思いました。
で、そのまま角を曲がり、自宅に帰りました。実は、サンダル履いているだけで、マ
スクもしていないし、スマホも持っていません。だから、非武装で歩いているような
状態なのであまり、積極的になれませんでした。
「ああ、関わらない~」と、家に帰り、嫁に、「ヨイ、○○園芸のところに人が倒れ
とるんぞ!」
それを聞いた嫁、「そりゃいかん。放っておいたらいかんかろがね!」
迷っていた亭主、気を取り直し、119番用にスマホ、腕時計をし、マスクをして(ど
うしてもここでコロナが頭に閃きます。)、なんとか心の武装をして現場に駆けつけ
ました。途中、犬を連れた女の子にすれ違い、「誰か、向こうに人が、まだ倒れと
る?」と聞くと、「はい!」と答えてくれました。
で、現場に到着しました。そして、声をかけようとすると、なんと、お隣の、僕の年
に近い70歳あたりの旦那さんじゃないですか。
「○○さん、大丈夫?」と声を掛けました。起き上がろうとしません。「 救急車を
呼んだげる。」
最初、見た時は上体は起こしていたのに、二度目の時は、腕を頭の下に組んで仰向け
でぼーっとしてるんです。
119番しようとして一つ不安を感じました。『スマホで当市の119番にうまく繋がるの
だろうか?』です。スマホのプッシュダイヤルマークをクリックし、「119」と入力
しました。すると、「こちら、○○市の消防本部です。」と。
「わー、よかった。」ですね。電話するところの119番や、110番に繋がるというのは
聞いてはいましたが、初めてのことなので心配だったのです。
救急車、時間的に自分の想定範囲で来る気配がありません。今、救急車は大変忙しい
という話です。僕は2回お世話になったけど、5分くらいしたら「ピーポーピーポ
ー」と聞こえて来たものですが、15分しても来ないので、再度、電話。
「今、××市場あたりを走っているはずです。もうすぐ到着します。」
やっと、来ました。幸い、その旦那さんは気持ちのゆったりした人で助かりました。
本人は「大丈夫、大丈夫」と言っているだけで起き上がれません。
20分ほど彼と一緒にいて、やっとそんな現場に馴れました。今コロナの大問題、
第一、倒れた見知らぬ人ってあまりきれいな感じしないですから、寄り付きたく
ないのですが、こうして、一緒にいるとそんな胡散臭い雰囲気は忘れてしまって
いました。
救急車に載せた時、隊員に「奥さんの勤務しているところ知っているので連絡し
てあげるんで、どこの病院に搬送するんですか?」
本日はみんな○○病院につれて行っています。」とのことでした。
善行の気持ちはないですが、何か不潔とか、ウツリそうとかいう嫌な気持ちは忘
れていました。
早速、彼の奥さんの勤務している会社に電話して簡単に事情説明と、病院名を教えて
あげました。まさか、ご近所さんの助けになるチャンスが巡ってくるとは・・・・
