19歳から30歳まで放送作家をしていました。
そのときの元同僚と昼飲みしてきました。
数年ぶりに会ったのですが、ぽっちゃりデブからスリムになっていました。
しかも、健康的な痩せ方ではなく、その逆で。
その理由はこうです。
コロナ禍に入ってから結婚をして、1年前に子供が産まれました。
出産は難産だったのですが、そのときに母体に危険が及び、奥さんが意識不明の重体になりました。
5か月後、意識が回復したのですが、重度の障害が残りました。
幸い赤ちゃんには何の異常もなかったのですが、男手一つで育児をして、奥さんは自宅に戻りましたが、ずっと寝たきりで、その介護もしなければいけない。
その慌ただしい毎日と生活の激変ぶりに疲弊してみるみる痩せてしまったのでした。
そして、子供が保育園に入園できたので久しぶりに飲みに…と平日の昼間から。
もう吹っ切れたようで、明るく話す彼の逞しさに尊敬しました。
もう一つ、子供に関する話題を。
成婚退会された元会員さんから、入籍したり、結婚式を挙げたり、子供が産まれたり、家を買ったり…と嬉しい報告をいただきます。
すると、2年前に成婚退会した40代の男性からメールをいただきました。
内容はこうです。
成婚退会して無事に入籍をして、奥さんが30代半ばだったことからすぐに不妊治療をしました。
すると、男性側に原因があることがわかりました。
いわゆる無精子症です。
精子の活動率が低いのではなく、全く精子がない状態。
メールを見て、すぐに電話しました。
その声は以前と変わらず明るい声で…
そして、夫婦間できちんと話し合ったそうで、子供は断念し、「夫婦二人で生きていこうと言ってくれた妻に感謝しています」と。
こういったネガティブな話題はブログには書かないようにしているのですが、その男性からブログに書いて、自分みたいな人もいることを知って欲しいと言ってくれました。
婚活している男性のほとんどは「子供が欲しい」と思っています。
それは、何歳になっても…
なかには「子供がいなければ結婚する意味がないですよね」という男性もいます。
でも、「子供ありき」で結婚すると、子供ができなかったときにどうなるのか…
子供はあくまでも授かりもので、それが当たり前だと思ってはいけません。
そして、出産は女性にとっては男性が想像を絶する激痛を伴い、それが命懸けであることも忘れてはいけません。
最近のこの2つの出来事で、改めて今の環境に感謝するようになりました。
実は私も妻が自然妊娠は難しいということは事前に聞いて、それを承知で結婚しました。
でも、2人の娘に恵まれ、出来は悪いですが、何とか健康でやっています。
日々、感謝です。
最後に余談を…
少し前ですが、長女が10歳の誕生日を迎えました。誕生日プレゼントは大人用のスマートフォン。
ずっと欲しかったそうです。
ＬＩＮＥのアカウントを作って、早速、「増田家」というグループラインを作りました。
私、妻、長女の3人です。
2年後あたり、次女も加わる予定です。
これ、ちょっとした夢でした。
でも、長女は友達とＬＩＮＥをしているほうが楽しいみたい。
そりゃそうですよね。
もう一つの誕生日プレゼントは「二段ベッド」。
子供たちがずっと欲しかったみたい。
思えば、私も小さいとき欲しかったな～と。
でも、極貧家庭でそんなことを言えるような感じではありませんでした。
ちょっとした子供の夢を叶えました。
汗だくで組み立てました。
日々、感謝です。
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