映画感想 タイタニック | 映画や芝居の感想

映画や芝居の感想

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岡田斗司夫ゼミ生の私としては勧められたら見ることにしてる。

 

タイタニックほどの有名映画ともなれば、自分の人生のどのページでそれが流行ったのか、ってことです。

その頃の自分を思い出さずにはいられません。

私にとっては宇多田ヒカルの「automatic」とセットになってる。

近所のスーパーに買い物に行くと、タイタニックか宇多田ヒカルか、どっちかがかかっていてもううんざりするほど聞いたわ~ってなってた。

 

上の娘が1歳くらいで、下は生まれておらず、その頃の家計費ではケーキを買うことができなかった。

確か旦那の年収が600万円くらいで、私は専業主婦、(ちっちゃい会社に勤めてたからやめるしかなかった)本当に生活が苦しかった。(自分的には)

ポテチが食べたいけど、買っていいものか棚の前で悩んでいた記憶がある。 年収600万円って言ったらそこまで酷くないし、10万円/月くらいのアパート暮らしだったからやりくりできれば問題ない金額だっただろうと思うんだけど、旦那から渡される家計費が18万円/月くらいできつかったな~

お金に関してもざるなのに、頑張って家計簿付けてたのも懐かしい。

 

でも旦那は夜遅くなると駅からタクシーで帰ってきてたから、お互いの金銭感覚もずれが出始めていたころだったかと思うんだよね。 私がお財布全部預かってればよかったのかもしれないなぁ。

 

だから、タイタニック聞くと、スーパーで夕飯の献立について考えていた自分、鮮魚売り場で魚を見つめている自分を思い出す。そしてきらびやかな恋愛とはもう関係なくて自分は生活感たっぷりの美容院へもめったに行けないような、流行の服なんか無縁でストレートのジーンズばっか履いているような、そんな自分も目に浮かぶ。 あの頃、アウトレットで買ったストレートロングスカート、8000円。それがいまだに捨てられず、(気に入ってるのもあるけど)贅沢の象徴のように取って置いている。 今は欲しいものはほぼなんでも買えるし、海外旅行も年2-3回行けるようになったのに~。

タイムマシンで戻って、ポテチとケーキを1万円分くらい私に買ってあげたい!

 

で、タイタニックの感想。

岡田斗司夫先生のタイタニック号の説明を聞いた後なので、楽しく船内を見ることができた。一生に一度は絶対に豪華クルーズ船に乗ってみたい!!。という気持ちを新たにした。

当時、何回も見た! とか 泣ける! と聞いたような気がするが、泣くところはなかった。

どこで皆さん泣いていたのだろうか? 17歳役のヒロインが23歳くらいにしか見えないこと、なんだかデカプリオより体重が重そうなところを見ると、当時にしたらかなりぽっちゃりなヒロインだったのかしら? 美しいというよりは西洋絵画の美神みたいな感じの顔立ちで、個人的には魅力を感じなかった。

服なんかはダウントンアビーの方がずっと素敵。 ダウントンアビーもタイタニックの沈没から話がスタートしてるからきっと女子供を優先避難させて紳士として死んで行ったのだろう。 英国紳士って日本の武士みたい。

 

タイタニックが沈むとわかっても、甲板で演奏を続ける演奏家。  お茶を持ってこさせる紳士淑女。 それに従う下男、下女。 なんてあっぱれな人たち。 召使たちは遭難人数にもカウントされていないっていうから人の命の値段はこの100年でずいぶん変わったもんだ。

凍死っていやだな~。 私、冷え性だからきっとすぐ死ぬだろうな。 山でもビバークして生きながらえる人いるけど、脂肪を燃やす体の仕組みが機能する人たちなんだろう。

 

ヘルシオで焼きまんじゅうを作った