イケメン先生の塾生の方から
私宛に同じような質問が入っているので
ここでまとめてお返事させていただきます。
こういう内容ですので、
ご興味ない方はここでスルーでお願いします。
お願いします
お願いニャ
また、複数の方に当てているので
話のズレや自分と関係ない内容もあると思いますが
ご理解いただけると嬉しいです。
さて、
数学があまり得意ではないという自覚があるのに
いろいろ手つかずな分野があると不安ですよね。
でも、お子さんがイケメン先生に相談して、
先生から今やっているやり方で良いと
指示があったなら
それでいいのかと疑わずに従ってください。
（解釈に誤解がないかは注意してください。）
先生には考えがあってのことだと思います。
イケメン先生は保護者にプレゼンしませんから
何がどうなっているのか
よくわかりませんしこれでいいのかと不安だと思います。
でもよく考えてくれています。
それぞれのお子さんの能力や
現状の詳細がわからないので
今日はイチローが
イケメン先生の塾生だったときのことを例にして
どんな塾なのかを
説明してみたいと思います。
通常、浪人生というのは
不合格だったにしろ
一度受験しているわけですから、
ある程度の学力が備わっている前提でスタートするものですよね。
大手予備校はでそういうカリキュラムが組まれています。
でも、イチローは高校数学が
何一つまともに身についておらず、
浪人してから高校数学を１からやるという状態でした。
なのに図々しくもイチローの志望校は
ＭＡＲＣＨ以上の工学部でしたから
１からそこまで到達させるには
あまりにも時間がありませんでした。
もともと数学が苦手で進みもよくないことから
イケメン先生は数学全般をわからせることは諦め
数学は、大学受験を突破できる能力をつけることに絞られました。
それが何かと言うと
高い思考力をつけさせ、微積の難しい問題を解けるようにすること
でした。
いうまでもなくよくご存知だとは思いますが
受験は満点でなくても合格できます。
例えばＷ稲田の理工学部の数学は
確か大問が５問でそのうち３問が微積です。
合格最低点は５割程度だったと思いますので、
極端な話、微積だけ解ければ数学は合格点に届くわけです。
そこを狙いました。
Ｗ稲田以外でもそういう出題傾向の大学は
ありますから
そういうところだけを受ける計画です。
微積の難問を確実に解ける子は
とても少ないのでそれが解けたら
大きなアドバンテージとなるわけです。
さらにイケメン先生は物理のカリスマですから
物理では確実に高得点をとらせ
その得点を上乗せして逃げ切る作戦です。
英語も高得点を上げられたら最高ですが
英語も時間のかかる教科です。
高得点は無理。それどころか
合格点にも及びまんせん。
それでもなんとか大きな穴を掘らず、
凹んでも物理で埋められる程度であれば
トータルで十分戦える。
そういう戦法でした。
もちろん一年の指導でも
微積の伸びが順調な子は、
後半、他の分野にも指導を広げていきますが、
微積が先生の思うレベルに到達しない子には
他の指導はしません。
微積を差し置いてまでやる必要はないと先生は思っています。
私とイチローの場合はこんなことがありました。
イチローは数学全般が苦手でしたが、
その中で唯一、高校時代に確率だけは点がとれました。
中学受験でいろいろやったからだと思います。
Ｒ命館の工学部は、毎年確率が出題されていたので
ここならとれるかも、と思った私は
先生に何度となく確率の指導をしてもらうようにお願いしまた。
高校で唯一できた科目なんです、と説明もしています。
先生は時期が来たらやります、とか、
１１月末にはやれると思います、などと言っていましたが
結局一浪時代にはやらなかったと思います。
私は、あんなに頼んだのに・・・
先生もやると言っていたのになんで、
と当時は不満に思いましたし、悲しくもなりました。
ユリウ〇ならこんなことにはなりませんし
きちんと指導してくれたはずです。
なんで無視するのかしら？
当時は大きな疑問でしたが
でも今ではそれがなぜかわかります。
確率を武器にしてイチローに合格が取れるのか？
ということなんです。
つまり戦えるように点を取らせようと思ったら、
それなりの指導時間が必要です。
ある程度の時間で部分的に教えることはできますが、
その教えた部分がでなければ１点にもなりません。
付け焼刃の指導ではちょっとでもひねり方を変えられたら
太刀打ちができないのです。
難関大の数学は小手先の技では解けないようにできています。
先生はそんな不確実なことをするよりも、
時間が限られているからこそ
他の受験生と確実な差がついて逃げ切ることができる、
微積の応用力を磨きたいのです。
というように、
高３や浪人という、
受験まで一年あるかどうかで入塾した子には
そんな偏った指導をすることがあります。
確かに偏っている指導なので
イチローくらいに数学が苦手で、
かつ計算ミスが多い子だと
受かる可能性のある大学、
ほとんどない大学、に
はっきりと分かれていたと思います。
イケメン先生がイチローに授けようとしていたのは
早慶ＭＡＲＣＨ関関同立の数Ⅲを中心とした難しい問題構成の大学で戦える数学力です。
イチローはあまりにもミスが多く、
模試での偏差値がいつまでも低いので、
すべり止めに偏差値的には低いけど
大学の内容がいいと評判の地方の私大を受けさせようと
イチローに内緒で先生にこっそり相談してみたら
イケメン先生は
「イチロー君にとっては、その大学もＭＡＲＣＨも合格の可能性は変わりません。」
と言って私を驚かせました。
偏差値３０～４０の大学と
ＭＡＲＣＨが同じ合格の可能性だなんて
大手予備校の分析じゃありえませんよね？
なんだか詐欺っぽい話です。
でもね、本当にそうなのですよ・・・。
イチローに過去問をやらせても合格点が取れません。
難しくてわからないのではないのですが
ミスしたりなんだりでパッとしない点数なんです。
そういう大学は問題が簡単なので、
他の受験生はみんなよくできるんですよ。
ミスキングじゃないしそんなに失点もしません。
なので合格最低点が高得点となり
イチローの点数では受からないのです。
戦えないとはこのことです。
イチローがミスをせずにその大学の合格点をとる難しさは
ＭＡＲＣＨ以上の数学で合格点をとるのに匹敵するということでした。
そんなのイチローだけだけど
もちろんこれは誰にでもあてはまることではなく、
イチローだからです。
そういう一人一人をよく見た指導を
ケースバイケースでやっています。
それがイケメン先生のいう個別指導です。
一対一や二対一で、横にべったりついて
手取り足取りやるという個別指導とは意味が違うのです。
イケメン先生の門下生なら、
塾でやっていないこと、今できないことに、目を向けないで、
塾でできるようになったこと、今やっていることに目を向けて
しっかりと教わったことをを自分のものにしてください。
先生が教えてくれることは厳選されています。
それを忘れたら合格できません。
イケメン先生は少人数の生徒を一度に見るので
先生待ちが長くてなかなか質問できない、
というお話もたまに聞きます。
先生は教えている子が分かるまで次に進まないので
確かにそんなときもあるでしょう。
ですが、たいていの場合は、
少し考えて分らなかったらすくに聞きたい
というスタンスでいる子がそういう不満を発するようです。
難関大の問題はじっくりいろんな方向から考えて解き崩していく問題です。
先生が、思考する時間として生徒に与えている時間を
先生が他の子に説明しているのを待っている時間にしていては
いつまでたっても成績は伸びません。
考えても何も浮かんでこないとしたら
これまでの指導のインプットが完全でないか、
アウトプットする力が足りないかです。
先生は
これまで教えたことをフル活用すれば
十分解ける問題を渡しているはずです。
生徒が絶対解けない問題を渡すほど
考えなしの先生じゃありませんよ。
絶対解けるはずなんだ。
どこを糸口にすればいいんだ。
と思考を重ねて欲しいです。
習ってもいない単元を不安に思う暇があるなら
習ったところを完璧にしましょう。
復習を徹底して、先生に二度同じ問題を説明させないことです。
そうすれば自ずとまだやっていない分野に回す時間も生まれます。
余談ですが
数学が苦手なのに 工学部へ行こうというのは無理があります。
やってみてわかりましたが辛いだけなので勧めません。
工学部は数学好きにはパラダイスですが
受験問題が解けないようなら行かな方がいいです。
だって、大学へ入ったらもっともっと難しくなるんですよ。
どうやって卒業するんです？
どうしても行きたいのなら今のうちに思考力を身に着け
教わったことを手掛かりに自分の頭で考えられるようになりましょう。
・・・あと、これは私の憶測も入りますが・・・
母から聞いた話と、先生から聞いた話に
差があることがあります。
そこで思うのは
メンズはプライドの生き物だから・・・、と言うこと。
母親に
塾で教わっているのに数学ができないというのを
素直に言えない子もいます。
そういう子に 数学どう？ と聞いたり、
模試の良くない結果を母が暗い顔で見てたりすると
「だって、質問しようと思うと先生がいないから、時間ばかりたつんだ。」
と言うような言い訳をします。
全部嘘でもないけど全部本当でもない。
かなり脚色されています。
嘘をついてごまかそうというのともまた別で
そうやってなにかのせいにでもしないとプライドが保てないのでしょう。
過去を振り返ってみると
多浪の子やトップ校出身の子に特に多い気がします。
メンズの母は
息子と話すときに、息子のプライドを保てるように
逃げ道を作ってやるとうまくいきます。
夫婦げんかもそうでしょう？(笑)
頑張ってくださいね。
上記のような受験時代の顛末や イチローが指導を受けた詳細、 私の当時の不安不満はそのままＲＥＱＵにて公開しています。 現在は大手からイケメン先生のところに主軸を移すあたりの話ですが これからいろいろ出てきます。(笑)
噂の合格招き猫はこちら