都心のオフィスでのランチ事情・・・
最近のデリバリーを含むランチの充実ぶりには
目を見張るものがある。
ウチの会社は大きなビルの中に入っているので
社食だけでもいろんな食堂がある。
どーんと大きな食堂があるのではなく、
和 洋 中 に分かれ、
その店、その店で提供するスタイル。
店の雰囲気も和洋中で変えてあるし、
配膳、片づけがセルフなことを除けば
普通のレストランとあまり変わらない。
街で見かけるようなパン屋もあり種類も豊富だ。
その店で焼かれたパンらしく、
焼きたてです
なんてプレートがついていたりで
味もなかなかだ。
これらのすべてが、社員カードで購入すると
社食価格からさらに割引になるシステムだ。
もちろんパンも。
それだけでなく
ビルには普通のレストラン街もある。
デパートや駅ビルにあるような
普通の有名店が軒を連ねている。
ビルの中にコンビニもあるから
いわゆるコンビニ弁当も購入できる。
ビルのすぐそばに、牛丼のチェーン店や
餃子の○○ みたいな店、
ほか弁系のテイクアウトもそろってる。
つまり
がっつり行きたい人にも
節約したい人にも
しゃれたランチを好む人にも
ラーチャー、 牛丼かっ込み系の人にも
対応していると思う。
さらにレストラン街では、
テイクアウト用のお弁当が多数用意されており、
レストランで調理されたものが
レストランの中でたべるより200～300円安い価格で
提供されていたりもする。
いろんなパターンがあるので
飽きるって無いんじゃないかと思う。
ウチの会社は業務の効率化を図るため
ランチタイムをちょっぴり前倒している。
（もちろん午後の始業がその分早くなる。）
だから高層雑居ビルによくある、
エレベーター待ちが長かったり、
店に行ったが満席で入れずあぶれたり、
弁当買うのに長蛇の列、
なんてこともない。
なのにだ。
うちの会社には 弁当男子 が存在する。
20代、30代の男子がお弁当持参で会社に来る。
奥さんが作って持たせてくれているのだろうと
微笑ましく眺めていたのだが
なんと
自分で作っていると言う 
マジでか 
私も外出予定がないときは
お弁当持参するので
そのメンズたちと一緒に何度かランチを共にした。
彼らの弁当はただの
やっつけ弁当（＝お金がないから弁当）
では無かった。
「今日は糖質０弁当なんですよ。」
と言って、
一見、焼うどん風のものを食べているのだけど
うどんではなく、こんにゃくなんだとか。
少し説明してくれてから
「あ、でも、味付けに めんつゆ 使ったので
糖質０は嘘ですね。」
といって笑う。
いやいや。
いいんじゃないか。
糖質０ と言ってしまっても。
「昨日、飲みに行っちゃったんで
調整しようと思ったんですよ。
唐揚げにビールみたいな感じだったので。」
へえ～。偉いねぇ。
面倒だから一品料理って訳じゃないのね。
心底すごいと思いながら聞いている私。
また別の男子が
「夕飯が自宅だと、弁当作るのって
簡単だけど、外食の翌日って
一から作る感じで面倒じゃないですか？
僕は、夕飯作るのと一緒に
少し作っちゃうから、持ってこれてる感じ。」
と言った。
すんげ～。そこまで上り詰めましたか。
がん見も失礼なので、チラッとのぞき見すると
・・・確かに。
冷凍食品をチンして入れていると言う感じでは無い。
その横で、
大きなサラダを食べているメンズ。
「僕も昨日、飲みに行っちゃって。
作ろうにも材料がなかったんでコレにしました。」
と言って大きなサラダを見せてくれた。
「自炊でも俺らがやると、どうしても野菜が
少ない気がするんですよね。
だから買い弁のときはこれ食べるようにしてるんです。
結構うまいですよ。」
そう言って、どのこの店へ行けば買えるかを教えてくれた。
それは地下のレストラン街で売っているサラダランチだった。
コンビニで売っているサラダとは比べ物にならない大きさの
ボリューミーなサラダ・・・。
女子に人気の逸品のような感じだけど
後日、教えてくれたその店に行ってみたら、
列には男性も多く並んでいて
確かに多くの男性も購入しているようだった。
彼らも外出などで、ランチが外食のことも多い。
毎日欠かさず持ってくるわけではないけど
社内で食べられるスケジュールのときは
持参するようにしているのだという。
一方、女子は全く持ってこない。
一人暮らしをしていようが
結婚していようが営業系の子はまず持ってこない。
お昼くらいい手を抜きたいのだろうと、
結婚している子に夕飯はどうしてるのかと聞くと
意外と夕飯も外食してるので驚く。
朝食も作らないのだとか。
となると
朝、抜きかスタ○のようなカフェ
昼、外食か買い弁
夜、外食
ってことになる・・・。
「夕飯、つけ麺食べに行っちゃいました～。」
というから
「いいね～、仲良しで～。」
と私は言った。
本当に仲良しでうらやましかったのだけど、その反面
正直、よくお金が続くなあ、とも感じた。
栄養面はちょっと置いといて
もらっているお給料から考えても
外食は一日一回くらいがせいぜいじゃないかと思うけど。
たまに
「昨夜は作りました～。」
というからメニューを聞いたら
カレーだった。
前の職場にもいたけど、
カレーを作ると三日カレーという奴だった。
それで
「料理苦手なんですよ～。面倒くさくないですか？」
と言うならつじつまも合うが、
なんと
「趣味は料理です。」
と自己紹介でのたまうからぶったまげる。
・・・うそだろ・・・嫌いだと思ってた。
たけどそれは、嘘ではないのだ。
要するに 趣味なのだよ料理は。
日課でも、仕事でも、必須でもなく、
趣味
なわけ。
成る程ねぇ。
いろんな趣味があるもんニャ
ネコのエサやりは趣味にしないで日課で頼むニャ
コンビに行ったら猫缶も買うにゃ
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