今日は、大学を再受験した方からのメッセージ。
仮面を避けたのは懸命だったと思います。
仮面浪人でなければ、大学の単位は無視しても
問題ないから板挟みになりにくいですね。
となると、滑り止めは確保済みという受験ですから
気持ちに余裕のある楽勝な受験となるのでしょうか。
今回は現役、一浪、再受験を見守った母目線。
以下 メッセージです。
ウチの子は、
ほとんどの生徒が国立しか受験しない高校へ通っていました。
部活もさかんな高校ですので、現役合格はほんの少しで、
一浪でK大、O大はじめ各国公立大学に進学します。
はっきり言って、
私大進学は落ちこぼれとみなされてしまう校風なのです・・・。
ウチの子も浪人しました。
浪人時代の予備校はK塾です。
そこでは、成績も上がり奨学金もいただきました。
模試の判定も良く、
何の問題も無く、
私はすんなり志望大学も合格してくれるものと思っていました。
私立はセンター利用で合格して順調なスタートでした。
なのに・・・第一志望の
前期 国立K大は、不合格・・・。
これまで受験に落ちた経験がなく、
はじめての不合格で、
本人はベッドから起き上がれないぼどショックだったようです。
後期試験も出願はしてましたが
「受かっても行かないから受けない。」
とかたくなな態度を取りました。
父親に
「行く行かないはあとで考えればいい。とにかく受けろ！」
と半ば命令され、いやいやですが受験しました。
後期は公立大学の理系です。
こちらは、無事合格しました。
いやいや受験したにもかかわらず・・・。
合格してみたものの
子供は行かないと言ってましたし、
入学手続きをするかどうかかなり悩みました。
でも、せっかくの公立合格・・・。
入学手続きをして進学させることにしました。
でも一浪の果ての合格で
嬉しい入学式のはずなのに子供には笑顔ひとつありません・・・。
その後も
ただただ毎日、暗い顔して通うだけです。
私は心の中で
「これはたぶん、行かなくなるな。」
と感じていました。
そして、入学から2か月たった頃、
「やっぱりK大に未練があるからもう一回だけ受験させて欲しい。」
と言ってきました。
私も長い人生後悔しながら過ごして欲しくないと
再度挑戦させようと決心しました。
まず、担任の教授に
今の気持ちを正直に話して大学を休学しました。
普通はこんな理由で休学は認めてはくれません。
担任の教授がたまたまK大出身の先生で、
子供の気持ちをわかってくださったようです。
休学手続きを認めてくださいました。
子供にチャンスを与えて下さったことを本当に感謝しています。
それからは、毎日大学の図書館に通って勉強しました。
自宅からは1時間以上かかるのですが、
家で勉強に集中できないタイプなので仕方ありません。
大学再受験は、勉強のしんどさもありますが、
それ以上に孤独との闘いです。
浪人時代と違い
まわりはみんな華やかな大学生ばかりですから。
秋も深まってくると
「いったい自分は何をしてるんだろう？」
と訳がわからなくなってくるそうです。
それでも、数学を何千問も解き、
英文を数えきれないくらい暗記するのです。
精神状態限界スレスレで、
受験日まで頑張らないといけないのです。
仮面浪人や大学再受験を簡単に考えてはいけません！
うちの子も最後の方は、
耳がおかしいと耳鼻科通いしながら頑張りました。
耳はおかしくないのです。
精神的ストレスです。
幸いうちの子は、
国立K大学の理系志望学部に合格できました。
本当に本人も親も辛い辛い一年でした。
思い切って挑戦して念願のK大に行けたことは
大きな大きな喜びですが
再受験は合格した今でもお勧めできません・・・。
再受験するなら死に物狂いでやれ！
と子供からのアドバイスです。
そうでなければ、合格はできないと。
当時、息子が口癖のように言っていました。
「受かれば天国、落ちたら地獄」
と・・・。
休学している大学がある、
つまり、滑り止めの確保がある状態でも
精神的に楽などと言うことはないのですね。
今の大学へ戻ればいいや、
と甘く考えていたら合格は無かったのでしょう。
これは成功例ですからいいですけれど
思いに添えない大学へ
無理に子供を行かそうとすると、
こんな風に、暗くなったり、
再受験を申し出られたり、
単位を取ろうとしなかったり、
不登校になったり。
再受験を親に言えない場合は仮面されたりと
あまりいいことはないようです。
二浪三浪とダラダラしても始まりませんが
納得するまでやらないのもくすぶります。
本当に難しいですね。
子供の進学、子供の人生ですが
大金が絡むことですから、
親子でよくよく話し合って、
どうか悔い無き受験をしてください。
クーちゃんは白猫大学目指すにゃ
クーに白猫大は無理。偏差値３０足りません
頑張れば行けるニャ
３浪しても無理だって
いつもクリックありがとニャんです
にほんブログ村
marimcream