誰が名づけたかお試し受験・・・


首都圏の中受の世界では常套手段として


まかり通っている。


知らない方のためにチラッとご紹介すると




東京、神奈川 の中学受験は2月1日一斉スタート。


その前に入試が始まる近県の千葉、埼玉の中学や


他府県の寮付中学等が行う東京出張受験を受ける、


そのことを、お試し受験と呼んでいる。


その名の通り 試すだけ。


その中学に行くわけじゃないけど受けるのだ。


行く気は無いと言っても


それは本番の入試。


模試とは全く違う緊張感がそこにはある。



中学受験くらいの年齢の、特に男子には


受験の意味が解っているのかいないのか、


「受けたら受かると思ってないか?」


というような子が確かに存在する。


そう言う子には打って付け。


なにせ本物の受験である。


合否がはっきり出ると言うのがデカく


不合格を受け取ったその日にゃ~


お試しと言えど、


子供と言えど・・・、


凹み具合は半端ない。



3年も準備して、本番でこれをやられたら


たまったものじゃないけれど、


お試しであれば、


本番受験までにある程度の立て直しが効く。


中学受験塾が煽ることもあり


皆こぞって受けに行くのだった。



受験の自覚がしっかりある子であっても


夜が明けきらぬうちに起きて、


寒空のなか電車に乗って受験に行くというのは


小学生にはセンセーショナルなことなので


本命受験のリハーサルとなり、


本番での緊張を和らげるのにも役立つのだった。



ウチは、チャレンジお試しと


滑り止めお試しの2パターン


合計4回出願計画してて、3回受けたかな。


(滑り止めチャレンジは1回で受かったので


3回で終了したのでした。)




中学受験のみんニャ、応援してるニャにゃー




それを


それに似たことを


大学受験でもやれ 


と、イケメン先生は勧める。




恥ずかしながら、その真意がきちんと受け取れたのは


二浪のセンターが終わったあたりだった。




二浪なのに何やってたのよ。にゃー




私たち親子は、


大学のお試し受験を


中学受験のそれと相当はき違えて解釈をしていた。




イケメン先生との面談時に、


一度は一月受験をすると決めたものの、


二浪のくせに学力にたいした余裕がなく、


それどころか二浪と言うことで


せっぱ詰り感が半端なく




「お試し受験対策をする時間があるなら


本命大学の対策に時間を掛けたい。


入試の緊張感ならセンターで十分だ。」



という独断で、お試し受験を勝手に取りやめていた。




イチローにとっては大学受験はどれも難しい。


ランクを下げたからと言って安全校などない。


お試し大学と言えど無対策で受けたら受からないのだ。


だからお試し大学を取るとしたら、


その大学の過去問をやる時間を作り、


入念に対策しなくてはならない。


その上、試験で丸一日つぶすというのが


もったいないとイチローは言うのだった。




イチローは一浪時代


「お試し大学の対策など前例がない」


と言う塾で特別に対策をしてもらい、


過去問では物理など満点を取るほど


完成させてもらっていたのに落ちた、という


よく解らない過去を持つ。


だからなおさら気楽になど受けられないのだった。




当日、緊張して困惑した、と言うのでもなく


「今日の試験は簡単だった。良くできた。」


と言って帰ってきたにもかかわらず、


落ちたのだ・・・。


結局、お試し大学受験は


ウチにとってマイナス効果しかなかったように


感じられた。


どうしても、そこら辺の疑念が払しょくできなかったので


二浪の時はイケメン先生に



「お試し大ですが、


受かればいいですが、落ち・・・、」


と質問しかけたら


イケメン先生はその言葉を遮るように



「絶対取るんですよ。


もし落ちたら、じゃないんです。


取るんですよ。 確実に。


それが大事なんです。 その実力が。


そこが落ちたら後が続かない。


自分でよくよく対策をして、しっかりと合格するんですよ。



1月受験は、その特徴上、2月の一般受験に


比べたら同じ大学の同じ学部でも


倍率も高め、合格最低点も確かに高めの


ケースが多いです。


でも、そんなに難しい大学を受験させてるわけじゃない。


対策と言ったって、本命大学の対策を犠牲にして、


その大学に専念しないと取れないほどじゃ無いはずです。」



と言った。



つまり、



自分の力でまずは一つ合格をとってこい


自分の力でその後を乗り切る弾みをつけろ



ということなのだ。




時間がないとか


ダメだったらとか


そんなのただの言い訳。




持ち時間は誰にとっても同じ


ダメじゃないようにするのが受験



なのだった。



逃げるな、ハードルを飛び越えろ!




ってことです。




今年大学受験の方


是非、お試し受験を検討してください。





(※ イケメン塾は個別指導なので


その子の実力でお試し受験大が指定されます。


例えばT大志望の子は二月のmarchがお試しでした。)




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