夏休み最後の日だね~。


中高生は、夏休みの宿題が大変かな。




でも中学受験の


本夏は受験の天王山本


に比べたら


何でもないって量じゃない?




イチローが


中学受験(6年生)の夏は、


まるで、昔ながらの電話帳、みたいな


分厚いテキストを渡されったけなぁ。


それプラス計算と漢字


理社は別の本だった気もする・・・。


さらに模試やらカリテやらも当然のごとくある。




模試やカリテがあると言うことは


その見直しがあるということ。




賢い子は見直す量も少ないだろうけど


ミスキングのイチローには


見直す量だって半端ないのだ。





・・・とにかく。





実力はともかく、


根性だけはついた夏だった気がしたよ。




なんにもないよりはマシねにゃー





小学6年の夏休み前のある日、




Nバッグにその重たいテキストをパンパンにつめて


N研からイチローが帰ってきた。


カチカチになってるバッグをみて


「どうしたの?」


と聞いた。


イチローは


「夏のやつ、渡されたの。重かった~。」


と言った。


「ああ。夏期講習のテキスト!


どんなテキストなの?見せて。」



と私が言うと、イチローは


どさっとNバッグを背中から下ろし、


カチ カチ と 黒い留め金を慣れた手つきで外す。


そして、Nの文字が大きく書かれたカバンを上蓋を


「そりゃ!」


という声とともに勢いよく開いて見せた。




男子はいつだって全力なのだ。


普通の力で上蓋を持ち上げたら


それは負けだ、と思っているに違いない。





そして鼻歌まじりに分厚いテキストをとりだすと




「はいはいこれやればいいのね~、って感じだよ~♪」




と言って、私にテキストを渡した。


私はうっかり折らないように丁寧に受け取った。




イチローは新しいN研のテキストがいつだって大好きで


そこは意外と丁寧に扱うのだった。




変に折り目がついたりすると、学習意欲がそがれるようで


思い切り凹んで見せる。


だからこっちも丁寧に扱う。





テキストの分厚さ、重さには辟易としたが、


開いてみると


余白がたっぷりとってあり、


1種類の問題で1ページ、 


というような印刷で


見間違いなどもしにくく、


そのページを開けている時は


その問題に集中しやすい作りになっているのは


なかなかの工夫だと私は感じた。




3年間もN研に通ってると、


テキストがどんどん厚くなるのには子供も慣れっこになるし、


周りもみんな同じなので悲壮感を漂わすことも無かった。




これをやり遂げさせるのかと


私の方が青ざめていたが、


夏休みを勉強し通すことにも抵抗がなく、


分厚いテキストを渡されてもへいっちゃらな息子を見て、


その点だけは頼もしく感じたのを覚えている。




なんていうか。




N研の持っていき方が上手いのだろうけど


「オレ、6年だからね。 このくらい当たり前だよ。」


みたいな感じなのだった。


4年、5年と一緒にしないでくれよ


とでも言いたげだった。



優越感を持たせて、プライドをくすぐるのね!にゃー






そして翌年・・・


中学に入ったイチローは


夏休みの宿題として、


数学のオリジナル問題集一冊 (製本されたもの)と


英語のオリジナル宿題 (コピーを綴じたようなもの)を


メインに渡されたと思うけど、


まあ、そのテキストが薄~く感じられたこと。


電話帳と比較すると1/8くらい?だもの。



「楽勝だね」



二人でそう言ったのを覚えている。


N研時代が無かったら、


ひと夏で終えるにはしんどい量だろうけど


この量を楽に感じると言うのは、悪くないと思った。




ただその問題集は


書き込みスタイルでは無くて、


ノートにやる形式だったから、


計算問題ばかりが詰めて書かれたページをこなすのは


意外と手強かったけど、


それでも中学受験を思えば楽勝だった。




私はその宿題を見て、


どうせオリジナルで作るんだったら、


余白をもっと多く取って 書き込みスタイルにした方が


ずっとやりやすいのに。


と思っていた。



中学生は小学生とは違うと言うのは解る。


ノートを使い、テキストの問題を写す行為も


勉強になると言うのも解る。



でも


数学の問題集で


数学以外にところに、かなりの労力がかかるのは


あまりよろしくないと思えた。



どういうことかと言うと、


問題を写したり、答えを合わせたりするのに時間がかかるのだ。


時間だけならまだしも、


そこでかなりの集中力を使ってしまうのがもったいなかった。



繰り返しやりたい子は写せばいい。


私は繰り返しやりたいなら、もう一冊買ってもいいと思っていた。




イチローにとっての理想の問題集は、


左側は問題と余白(そこに計算をする)


そして 


右側には左側と同じ問題が計算式付きで載っている。


というふうにして欲しかった。


そうすれば


何がどう間違っているのか一目瞭然。


スイスイ進みそうだ。




何でそんなことを考えるかと言うと


イチローの場合、問題を写すとか


答え合わせをするとか


計算以外の所にとても時間がかかるからだった。




そして、問題を写すときにミスったりすると


何で答えが合わないのかが、


よくわからなくなってしまうからだった。




私はそのミスは、彼の幼さや、男子であると言うこと、そして


ちょっと大雑把な性格からからくるものだと思っていたけど




今思えば、病レベルのミスキング だったからかもしれない。




あまりにも数学と関係ないところで時間をロスり


肝心な計算が進まないことに


業を煮やした私は、


途中から計算問題のみ、


ノートに問題を写してやった。


適当な余白をとりながら、ある程度書き写してしまうのだ。


そこで集中力を使い果たすのを避け


その分、間違えたところをもう一度解かせた方が


数学の勉強になると判断したからだった。



猫の手貸そうか?にゃー




イチローは真面目な奴で、


それを嫌がったけれど、


「数学のテキストでは、写す勉強ではなく


数学の勉強に集中してみよう。」


と話して聞かせた。




ミスキングなのだから 当然計算もミスる。


そっちを少なくすることに全力を挙げて欲しかったのだ。




二学期にあった保護者会で私は意見を言ってみた。




「数学の問題集をオリジナルで作るのなら


英語のように書き込み式の問題集にしてくれないか。」




と言うような内容だった。




ここは お私立。



希望があるなら言ってみたほうがいい。





この件については即実行とはならなかったけれど


即実行となった案件も多く、


学校側は動けることはいつもすぐに動いてくれた。




そんなところも含めて、私はこの学校が好きだった。






いい学校だったのに、なんで落ちこぼれたのかしらね。にゃー







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