離婚されたお友達は、お墓はどうするのでしょう?




という質問をいただいた。


友達には妹がいるだけなので、


実家に後継ぎがいない。


だから、実家に戻ればそれなりに歓迎される


存在ではある。


お墓もしかりだ。



両親は健在で、老夫婦のみで暮らしており、


場合によっては同居してやらなくてはならないと言っていたから


介護の心配はあるけれど、


お墓の心配はとりあえずしていないと思う。



ただお墓ってやつは厄介で、その先のことを考えると


煮詰まってしまうのだが・・・。




会社の同僚は、自分の親と近居していたが


ここへきて家を新築して同居を始めた。


2年くらい前に父親が倒れ、


結局事なきを得て今も健在だけど


いつ何時、という思いが強くなったのだと思う。




同僚のお父さんは、家を建てる少し前、


お墓を新調していた。


近所に墓地を買い、


短いフレーズのみを記した現代風の墓石を置いた。


○○家の墓 というのを避けたのだ。




そして 娘の旦那に



「よかったらどうぞ。」



と言ったと言う。




同僚には兄がいるから、日本の慣習だと


兄一家がそこへ入るのが筋だろうけど、


ずっと近居して、今同居しているのは同僚(娘)だし


父親は強制はしないが


ぜひ娘家族も・・・


と思っているようだと言う。



同僚は簡単に考えているようだけど、


同僚たちがそこへ入り、兄夫婦もそこに入るとなると




その後どうするの?




と私は思う。


同僚にも兄夫婦にも息子がいるので、


その息子らもそこへ入るの?


そうは考えにくいよねぇ。普通は・・・。


となると、同僚の息子は、自分で好きなところに


墓地を買う、と言うことになる。


となると


同僚夫婦は、自分の子孫と別々になるわけだよね。




息子が健在の間は、お墓参りに来るかもしれないけど、


その先は甥っ子の子孫になる理屈だよね。


そんなことまで考えていないのだろうけど。




死んだあとの、そんな先のことなんて、


どうでもいいって言えばどうでもいいけど、


お墓って、その後の法事がどうの、とか、


お墓の維持管理がどうの、って問題があって


お金と時間のいることなので


煩わしいと言えば煩わしく、もめる原因にもなったりするんだよねぇ。




自分のお墓の管理を押し付けあって


子孫がケンカするって言うのもねぇ。




あと、宗教にもよるけど、お位牌 をどうするか、みたいなのもあるでしょう?


お仏壇とか・・・。


嫁ぎ先の宗教が違うことは珍しくないし。




ウチは二男二女夫婦なので、そういうことからは


とりあえず遠ざかっているものの、



「私たちのお墓どうする?」



って話になると、正直どうしていいのかわからない。





とりあえずイチローがいるので、


イチローがいいと思うところに用意しようかと思うけど


イチローだってずっと東京にいるかわからないし、


となるとリゾート地に墓地があったのほうが、


お墓参りに行く = 遊びに行く


になっていいかな? なんて深読みをしたり。


ウチの両親のお墓が、こんな感じなんだよね。


イチローは


お墓参りに行く = 遊びに行く


だと思ってるよ。 楽しみにしてる。


たまたま、ウチの両親の命日が両方とも夏休みなので


法事も、なにもかも夏休みにやるので、


ますますそうなるのだけど。


だけど、私達も姉妹なので、その先の墓守がいない。


だから、私たちが健在の内に合同埋葬に移すか


という話も出ている。


踏み切るのに勇気が要るけどね。



こういうことを経験すると


イチローに墓守を託すのは気の毒だし、


もう面倒だから、跡形を残さない、散骨 にしようかな、


なんて思う。




人間だから、意に反して突然死んじゃうかもしれないからね。


今のうちにある程度考えておかないといけないのだと思っている。










マリーにゃーと クーにゃーの物語 ⑧



「この白い猫ちゃんなんだけど


二匹ともウチの子にしてもいいかしら?」



私は両手に白猫を抱いて


パパるにこう切り出した。


白い子猫は にゃーん にゃーん と


代わる代わるに鳴いた。








パパるは猫が嫌いと言うわけでは無いが


特に飼いたいと思っているわけでもない。


つまり猫を飼っているのは私の趣味なのだ。




猫を飼えば、いくら気を付けていても、


臭いが出たり、抜け毛が洋服についたりと、


少なからず不快も伴うし、


お金も相応にかかる。







パパるは猫を一匹増やすことには同意していた。


それは


猫をかわいがりたいイチローと、


ほっといて欲しいミルティーが


全く歩み寄れずに暮らしていたからだ。




ウチには愛玩動物がいるはずなのに


何故だかその存在がもめる原因になっていた。




「ファー!」 


「なにがファーだこら~」



とイチローとミルティーの口ケンカが絶えない。


兄弟ケンカ? と思しきものに見え


猫と感情的にケンカができるイチローに呆れる。




人間がネコと感情レベルを合わせて


どうする気なんだ。全く。



そんなのを見かねて、


イチローにもミルティーにも合う猫を探していたのだ。


(今度は雌猫の取り合いになる?)




白猫を二匹飼うことについてパパるは、

「大賛成ではないけど、反対はしない。」



と言う、よく解らない返事をした。


おそらく長年の経験から


嫌だと言ったって、説得されるだけ


と言うのを感じていたのかもしれない。




結局、「うん」 というまで、


「かわいそうだと思わない?」


とか


「アナタには迷惑かけないから!」


などと聞かされるもの面倒だったのだろう。




ただ、ちょっと釘を刺しておきたくて


あんな物言いになったではないか。




とにかく、こういう時は、いい方に解釈ればいい。



「反対じゃないのね、ありがとう。」



と言って私はイチローに言った。



「パパは別にいいって~。」



イチローは嬉しそうににこっと笑った。








「でもね、3匹になると、


イチローにも手伝ってもらわないとならないわ。」


「何を?」


「餌を買ってくるとか、猫トイレの掃除とか、


猫が汚したところの掃除とかね。」


「えー。買い物はいいけどな。」


「買い物だって、突然頼むことがあるわよ。


あ、エサが切れてる。お願い、今買ってきて!


みたいなね。」


イチローは(当時中二)家に帰ってから


買い物を頼むと、面倒くさがり二つ返事で行ってはくれない。




それじゃ困るのよ、


そういう意味を込めていた。




「協力してくれないと、飼えないわ。」


私は


一匹返そうかしら?


そんな顔をしてイチローを見た。



「うーん。トイレの掃除はどうかな。


買い物はいいよ。行くよ。解った。」


「トイレの掃除って言ったって、


シャベルですくって、ゴミ袋に入れて捨てるだけよ。


その後に、新しい猫砂を継ぎ足して終わり。


手が汚れるわけじゃないわ。」



「・・・そうだね。」



イチローはやるともやらないともとれる返事を返した。













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