【cafe】 浜離宮 (浜松町) | デートに使える女社長の東京グルメ日記

【cafe】 浜離宮 (浜松町)

浜離宮

カリフォルニアワインの翌週は、抹茶を嗜むジャポネスクな週末。抹茶と和菓子が乗ったお盆を差し出され、お辞儀を返す。肉厚の器に唇を当て、渋みのある液体を啜る。御茶屋の畳の上では、西日と潮風が無邪気に遊びまわっていた。


汐留にある浜離宮恩師庭園は、都会の真ん中にあるオアシス。幕府の鷹の狩場であったり甲州藩が賜った敷地だったこともある由緒ある、都が管理する公園だ。300円の入場料が信じられないくらい、美しく手入れが行き届き、伸びやかな広さを感じる場所だ。


入園してから、日本庭園を6分ほど歩くと出会う“潮入の池”。この池は、東京湾の海水を引き入れて潮の干満による眺めの変化を楽しむ池ために作られた。池の中央には小さな中島があり、ここに御茶屋は建立されている。水に囲まれた静かな佇まいで、抹茶と和菓子(500円)を頂くことができる。ここで約二週間の旅から戻った疲れを癒した。


浜離宮庭園 茶屋


赤い敷物の上で、苦い抹茶を飲んでいろいろと思う。平安時代より燃え上がるような赤を“緋色(ひいろ)”と呼ぶが、「思ひ」の「ひ」は火を連想させることから、「思ひの色」とも言われたそうだ。魂を燃やすような熱情ゆえ赤に例えたのか、音感で例えたのか。思いは緋色に例えられる慣わしとなったそうだ。


廊下の向こうに、光沢を帯びた池面が海風を受け、まぶしい光を放つ。

穏やかさを求めにいったのに、なぜか波立つ。


浜離宮庭園 茶屋

今日から使えるデートスポット情報。2007年9/21(金)~10/1(月)までの11日間は、「中秋の名月とライトアップ」というイベントをこの浜離宮で行っています。平素は17時で閉園ですが、夜21時まで時間を延長して、月明かりと幻想的な夜の庭園を楽しめます。


「一緒に月をみよう」と誘えたら、夕方ロマンティックな散歩を楽しんで

コンラッドホテルロビーの「トゥエンティエイト」のバーへ行こう!


■都立浜離宮恩賜庭園