あ、どーもこんにちは。メリーさんです★
先日、現役FRB議長ベン・バーナンキさんの書いた本
「連邦準備制度と金融危機」
と、いう本を読みました。
日経新聞で紹介されていた本で、その場ですぐにネットで注文しました。
この本は、アメリカの大学院生に向けた講義をまとめたもので、
FRBの役目や、金融危機時にどのようなことをして、
どのような効果があったかを議長自ら語っている本です。
大学院生向けということで、比較的分かりやすい内容。
ただ、表面的な話が多い気がします。
危機の際、連邦準備(FRB)は「最後の貸し手」としてふるまった。
その際に、誰でも貸すわけではなく、担保がとれる先にしか貸さなかった。
「大きすぎてつぶせない」問題は、確かにあった。
ただし、それをしなければもっと悪い影響があったのでやむを得ない選択だった。
今はその問題はある程度解決され、大きくても比較的安全につぶせる。
などなど。
最近QE3が発表され、伝統的金融政策ではない「量的緩和」について、
もっと詳しく知りたかったのですが、それには軽く触れられている程度です。
ベンさん曰く、量的緩和をしても、増えるのは準備預金残高であって、
流通連邦準備銀行券(市中紙幣)ではない。とのこと。
でも、図で見ると、流通連邦準備銀行券も安定的に増えてます。
と、いうことは、やはり米ドルの価値はしばらくはまだ下がっていく?
そんなことを思いました。
- 連邦準備制度と金融危機―バーナンキFRB理事会議長による大学生向け講義録/ベン バーナンキ
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