ギリシャの財政破綻懸念が強くなってきています。
上記のニュース記事によれば「GDP比でみた政府債務残高は10年に124.9%」と、あります。
ん?たったそれだけ??
と、思ってしまったメリーさんは確認のため、過去(2月3日)に書いた記事に貼ったリンクから以下のサイトに飛びました。
■日本の財政悪化突出
それによると、2009年時点で日本はGDP比でみた政府債務残高は218.6%です。さらに、2014年には245.6%になると予想されています(IMFの見通し)。「ギリシャは大変だなぁ。。。」と、他人事でいられるほど、悠長なことを言っていられない日本の現状。。。日本の政府債務残高(GDP比)はギリシャの2倍近くの水準です。。。そして、日本のGDPが今後急激に上がってゆく見込みは残念ながら低いです(人口減少社会ですから)。
とは言え、日本は現在のところ金利上昇(国債価格は下落)もしていないし、それほどの騒ぎにはなっていません。その理由は日本の個人金融資産。
1,400兆円ある個人金融資産のうち約半分は預貯金(2001年時点)なので、日本の銀行や日本郵政が日本国債を買うことでどうにかバランスをとっている状態。でも、ギリシャのように信用不安が起こったら、金融資産はいつでも引き出せる(はず)ので、あっという間にそのバランスは崩れます。そんなことは起きてほしくはないですが。。。