ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 | マーベルのブログ

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 今夜は予約していた、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」のNO 116のプログラムを聴きに行ってきた。

 

 丸の内の東京国際フォーラムのホールAで開演されたコンサートは、パスカル・ロフェ指揮による「フランス国立ロワール管弦楽団」演奏の「火の鳥」組曲からスタートした。20世紀初頭のパリを沸かせた作曲家ストラヴィンスキー作曲によるバレー曲である。「凶悪な踊り」の場面での管楽器・打楽器の演奏は迫力満点であった。

 

 次に登場したのが、ジャズピアニストの小曽根真氏とトランペット奏者のエリック宮城氏である。この二人の演奏は、昨年、彦根でのコンサートで拝聴しており、自由なジャズの感性に驚かされたものである。

 

 今回はラ・フォル・ジュルネでの演奏ということで、フランス国立ロワール管弦楽団と、この2名との共演が実現したわけで、非常に楽しみにしていた。そして演目はフランスの作曲家ラヴェルのバレエ曲「ボレロ」である。

 

 その演奏は、クラッシックとジャズとの垣根を悠々と超えた、新しいジャンルの音楽に聴こえた。お互いにその音楽性を尊重し、楽しみ、演奏が続くにしたがって一層、激しく刺激し合い、一方で不思議な調和を見出している、そんな類い稀な音楽空間を共有させていただいて、本当に幸せな時間を過ごすことができた。

 

 音楽は素晴らしい、と改めて感じて、その音楽の世界の端くれにいる娘にも、末永くこの素晴らしい音楽の道を続けていって欲しい、と願った夜であった。