東京や台湾にいたこの数週間だった。
仕事でも都心の役所や設計コンサルをいくつか回ってきた。私の場合、都心での営業の場合も、車を使用する。なぜなら、平日の都心は意外と車が空いているうえに、最近では、古いビルを壊して、その空き地にコインパーキングを設置する傾向があって、どこででも目的地の近くで駐車することが可能なのだ。
私の知り合いの、ある大手機械メーカーの営業マンが、「夏の東京で電車を使って営業していると、会社の黒板には5軒回ってきますと書いて出てくるけど、実際にはあちこちのドトールコーヒーを5軒回って帰ってくることになっちゃうんだよな~」とグチっていたのを思い出す。それほど、重い資料を持って歩き回ると、取引先の前で汗が引くまで待っているのに時間がかかってしまうということだ。
そういう効率を考えても、車での移動がより良いように感じている。
最近、「羽田空港」に行った。季節に合わせた装飾がなされて美しい。しかも国際線にも力を入れているので、これからのアジアのハブ空港として期待したいところである。
ついでに、台北の松山空港の写真を少し。
空港内のいたるところに「LOVE TAIPEI」のオブジェが見受けられた。実際に接してみた台湾の人たちは、本当に思いやりがあって進んで親切を行うことのできる、素晴らしい人たちであった。わたしはもう5回目だが、地下鉄の車内では若者たちは当たり前のように席を立って、年配者を労わり、赤ちゃんにほほ笑みかけて愛想を振りまく。決して我先に電車に乗り込もうとはしない。
お昼どき、大変混雑しているフードコートで、台湾料理を注文したときのこと。困ったなあとお盆を持ちながら周りを見渡したとたん、お店の店長のような人が勢いよく出てきて、近くの台湾人の席を強引に詰めて、席を確保してくれた。それとほぼ同時に、女子高生のグループの子達も席を詰めて、私の場所を作ってどうぞと手招きしてくれたのだ。女子高生たちのテーブルでいっしょに台湾料理を食べたかったのだが、必死に席を確保してくれた店長さんに敬意を払って、そちらの席に座らせてもらった。少し心残りではあったが・・・。
というように、「おもてなし」の心を、逆に台湾の人から学ばなければいけないんじゃないか、というくらいレベルの高い「愛情」を秘めた国なのだ。
松山空港のオブジェを見ながら、大好きな台湾をあとにしたのだった。もしかして、私が「ニコラス・ケイジ」に似ているから、みんな親切にしてくれたのかも、と思って日本に帰ってデジカメの写真を細かく確認してみたら、むしろ「小野ヤスシ」に似ていたので、ああ、純粋な親切心からの行動だったんだなあと、改めて感動したのであった。


