わたしが高校を卒業して最初に就職した会社は、電気・機械系設備の工事・保守を請け負っていました。
研修期間に
「当社における災害事例集」
などという冊子が配付され
深刻な例では
圧死とか両脚を切断したとかの状況説明が
掲載されていました。
文章だけでも怖いですが
説明のためのイラストのヘタさ加減が、
さらに背筋を寒くさせたものです。
いま思えば、早く辞めててよかったなぁ。
作業は危険だし、名門だった親会社もすっかり斜陽に立ち、希望の灯りは霞んでいるし。
ものみの塔ほどではないかもしれないけど。
それはさておき
事故が起きたら、本人や家族にとっても、会社にとっても、ダメージは大です。
ですから
作業者には安全に作業をする責任があり
会社側には、そのための適切な管理体制を敷く責任があります。
この点で、ものみの塔の組織における安全管理体制はどうなっているのでしょうか。
わたしは、王国会館などの建設やメンテナンスには、地元の会衆の電気工事に短時間携わったことがあるだけ、それも20年以上前のことで、経験はないに等しいのでよく分かりませんが、
安全のための基準とされるものが2016年2月付けで発行されており、
現在は、これに沿った形になっているのだろうと思います。
この文書は当時、シモベ用のアカウントにも上がっていたものなので、極秘文書というわけではありません、残念ながら。
内容も読みましたが、安全第一の作業を心がけるような指示はされています。
ただ、具体性には欠けていますね。注意点を淡々と羅列しているだけ。
ミーティングで補足説明があるのかどうか。
基準を読んで理解しました、内容に同意します、という誓約書。
誓約書の提出は要求されてないようですね。自分で定期的に参照するだけ。
いいのかな、これで。
たしかに、作業者個人の責任も大きいし、
こういう書類の提出を義務付ける法律もないのでしょうけど、
一般的な建設現場では、きちんと取り交わすものでは?
こんな形式だと
組織としては確かに安全に関して周知徹底しました、
だから災害が起こったら作業者個人の責任であって、組織に責任はありません
と言ってるようなものです。
作業を安全に遂行できるよう、ほんとうに有効な手立てを打っているのか?
ベテル建設での事故が、自己責任で済まされた事例もブログで取り上げられてましたし。
職場での安全教育のことを思い出したので、
ものみの塔の建設現場における安全管理のありかたについても考えてみましたけど、
まあ、今後「神権的な建設」(きわめて意味不明な表現だ)なんて、ほとんどないだろうから、今さらどうでもいいか。
しかし、ものみの塔聖書冊子協会よ。
これまで起こった事故も、個人の責任で済ませるわけにはいきませんよ。
厚顔無恥な組織だから、知らぬ存ぜぬで通すのだろうけど。


