2学期が始まりました。
「学校、いきたくなーーい。」
といっているお子さんもいることでしょう。
かつて教員をしていたころ
「夏休み明けは不登校が多くなるから、子どもの様子を注意してみるように。」
という話を管理職の先生方がよく話されていました。
文科省の統計にも表れているように
長い休み明けは、不登校(気味)になるお子さんが多いようです。
それもそうだよなあ、、、
長い休み、お家でゆっくり、ごろごろ、できたし
学校に行って、じっと座って、勉強なんて、いやだ・・・
という思い、
夏休みが終わる時の寂しさとともにあったなあと、
ふっと、自分が子どもの時のことを思い出しました。
そして
(娘はどう思っているのだろう?)
と思って
2学期が始まる前の日に聞いてみました。
そしたら、娘の返答は
「学校、楽しみ♪はやくいきたいな~」
私は驚きました。
自分と同じように、夏休み明けは
「学校行くの、いやだなあ。。」
という答えがでてくるんじゃないかな、と思って質問したから。
いけませんねえ、私。。反省です。
子どもと私は違う人。
それぞれに違うことを思っているし、違うことを感じている。
なのに
【私と同じように、子ども も 思っている。】
という前提が
日常の何気ない場面で
意識しないうちに、ムクムク、っと顔を出す。
「あなた、傲慢になってますよ。
“自分と同じ” という狭いところでの解釈や決めつけ、しないでくださいよ。」
と娘に言われたような気がして
ハッとしました。
「学校へいきたくない」
と言っているお子さんがいる場合、親の
【学校へ行くのは当たり前。行かなきゃ!
私は何があっても行っていた。
親が学校へは行くもんだ、と言ってたから。】
などという思いが強く、前に出てないでしょうか?
だとすると、
「学校は行くもの。休めないよ。」
「お母さんも、お父さんも、仕事で誰も家にいないんだから、学校行くしかないんだよ!」
「そんなこと、言うもんじゃないよ!」
と、とっさに
子どもの気持ちを上からペシャン、と
つぶすような言葉を言っていませんか?
(私は娘が登園拒否のころ、よく言ってました。。)
でもこれって、先の私と同じように
自分は言ったことがない
言わないようにしていた
自分のこれまでの人生ではなかった
ありえなかったこと (=「学校に行きたくない」 という言葉)
つまり、自分の範疇や予想を越えた言葉を聞いて
自分の心が揺さぶられ
驚いているだけではないですか?
もしそうだとしたら、ちょっと深呼吸、ふーーーっと。
自分の経験からですが
子どもはただ、ただ、
【自分の思いをそのまま受け止めて欲しい】
ようです。
「学校へ行きたくないな。家にいたいな。」
という自分の素直な気持ちを
親に、優しく受け止めて欲しい
だけなんだと思います。
まずは、子どもの
「学校へ行きたくないな」
という思いをそのまんま、受け止めてみてはどうでしょう。
理由は聞かず、そのまま 親の心の中へ 入れてみる。
「学校へ行きたくないんだね。」
「夏休みがずっと続くといいよね~」
「家でゴロゴロしたり、自分の好きなことしてるのが一番いいよねえ。」
「学校で座って勉強なんて、疲れるよねえ。」 などと
子どもが感じているであろう気持ちを代弁してみたら
子どもがもっと自分の思いを話してくれるかもしれません。
行きたくないと言っていた子どもが
「いやだけど、いくしかないかあ。」
などと、自分の心の中で嫌な思いとの決着をつけることもあるかもしれません。
でも逆に
子どもの気持ちをうまく受け入れられず
子どもの思いの代弁もできず
親自身がイライラしてきたり、落ち着かなくなってきたり・・・
(親が学校に行くもんだ、と言ってたから、私は反抗せずに行ってたのに!)
(このまま、学校へ行かなくなったらどうしよう。。。)
(ここで優しくして、休ませたら、ずっと行かなくなるかも。。。)
(1日でも休んだら、ずるずる休んで、不登校になって、引きこもりになるかも。。)
(学校へ行かなくなったら、仕事を休まないといけないかも。。そしたら収入が。。)
というような
いろいろな不満や不安が出てきたり
その不安に耐えられずに
子どもに怒ったり
口うるさくなってきたり・・・
落ち着いているときとは違う自分になっていたとしたら
それは自分の中にある、
子どもの頃につくられた心の傷や
家族から引き継いできた隠された感情があるよ
という“お知らせ”がきているのかもしれません。
そうかもしれない
と、一度自分の心と向き合ってみるのもひとつの手です。
うちの娘は保育園の頃、約3年間、登園拒否をしていました。
それがきっかけとなって
子育てのやりづらさを、ますます感じるようになり
自分の問題に取り組んでみようと、思い立ちました。
不登校、登校渋り、登園拒否、、、
そのような形で、子どもは自分の身をもって
親の心の問題をさらけ出してくれます。
あなたは、子どもがくれたチャンスを
受け止めますか?
通り過ぎますか?
