DVにあってしまったら? | 自分の心にまるをつける 心理カウンセラーまるやのブログ

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心理カウンセラーまるやが、心のままに思いついたことを紹介するブログです。

2020年5月7日第一子誕生、重い先天性心疾患を持つ。親として我が子の生命力を信じていきます。

【DVにあったらどうするか?】

連日ニュースで取り上げられてますが

小4の女児が父親の虐待によって命を失った痛ましい事件

なぜ助けることができなかったのか?

色んな要因が絡んでますが

根本には関係する人達が
《人間の裏側》を知ることができなかった

僕はそこに起因があると思ってます

もちろん父親がクソで鬼畜で
母親も助けるどころか加担して
懲役100年でも足りない
同じ目にあってみろと思うのは私情であります

ただ過去に
DV被害者のクライアントさんを
何名かカウンセリングしたことがあり

内容は言えませんが
共通して言えるのは

暴力を受けている被害者なのに
「自分がおかしい、悪いと思ってしまう」

と感じる点です

客観的に聞けば
「いや、相手が悪いやん」です(身体にアザなどあるケース)

今回の事件も

父親(鬼畜)は妻を「お前は無能だ!」と罵っています

虐待は単なる力による暴力行為ではありません

相手の自己肯定感を破壊し
自分をより安全な立場で正当化させ
心身両面で相手を支配することです

なので戦う気力も無くなり
逃げる思考も停止し

もう従うしか術がない…と思い込んでしまう

そこに怖さがあります

大人でもそうなるのに

心愛ちゃんからすればあらがう術はありません



怖いと言えば

DV加害者の二面性です

よく言われてますが

・普段は大人しい
・外面がいい

なので周りは気づきにくい

しかし内面は
自分の思い通りにならないことへの耐久度が異常に低い
怒りに満ちていることです

そうして被害に合う人も
残念ながら特徴があります

・自信がない
・ダメな人をほっとけない

心理面で解説するとこんな感じです

大人しいor外面がいい=自分の本音を抑圧している
→誰にも言えずストレスが増大
→被害者が何気ない一言で引き金を引く
→感情が爆発しDV行為に出る
→感情が解放されたので冷静になる
→自分のしたことを後悔、猛省する
→被害者は自分がいけないと錯覚する
→慰める→行動が変容しない→エンドレス

DVやいじめ、パワハラなど

特徴的なのは、やる方は自分が正しいと思っている

なので事態が改善されにくい

今回も児童相談所に「うちの子を誘拐するな!」「子どもの親権は俺だ!」と強弁しています

客観的に見れば
子どもを助けるための行為とわかるのですが

当人にとってみえば、相手が悪いになります

はっきりキッパリ

あなたの言ってることは詭弁です

犯罪ですと言えればいいのですが

そこまでメンタルの強い人は少ないと思いますので

お題のDVにあったらどうするか?は

信じるな
戦うな
逃げろ!

です

僕は何度も被害にあった人を見たから

尚更そう思います

自分も過去にいじめを受けていたので

心境の苦しさは人一倍わかっているつもりです

だからこそ

自分を大切にするなら
我が子を守るなら

信じるな
戦うな
逃げろ!

です

相手を理解しようするのは
カウンセラーなどプロに任せてください

そんなことを今回の事件から感じました

DVなどの相談窓口

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