今日は | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

今日は

3月11日。

震災から早くも3年が経過しました。

けっきょく何も出来なかったので、偉そうなことは何も書けませんが

あの時期の記事を読み返していたら

パキスタン、バングラデシュ、スリランカなどの方々による

たくさんのカレーの炊き出しがあったのを思い出しました。


(2011年3、4月のニュースです。)

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仙台でカレー千食提供 富山のパキスタン男性 大震災で支援

(富山新聞 2011年3月18日)


 富山県内などに住むパキスタン人男性8人が17日までに、仙台市内の避難施設で被災者約1千人にカレーライスを提供した。


 支援に当たったのは射水市草岡町の中古車販売業マリック・エサンウラさん(39)ら。過去にパキスタンで震災があった際、日本在住のパキスタン人が支援活動に乗り出したことを思い出し、支援を決めた。


 マリックさんら射水、富山市在住の6人は、1人4~7万円を持ち寄ってカレーライスの材料を購入。13日午前11時ごろ、東京在住の1人を含む7人で射水市をマイクロバスで出発し、新潟で1人を乗せて14日早朝、仙台に着いた。


 8人は、仙台市の高砂コミュニティー防災センターでパキスタン風のカレーライスを作り、14日昼に被災者に提供。材料がなくなったため、15日朝に富山へ戻った。マリックさんは「現地での支援活動には限界があり、富山県が被災者を受け入れる一般家庭を募集してほしい」と話した。近く、再び被災地を訪れて支援することを計画している。

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本場カレーに笑顔=パキスタン人らが炊き出し-被災の小学生もお手伝い・岩手

(時事ドットコム 2011/03/23-06:10)


 ほころぶ笑顔、「中辛かな」。東日本大震災による津波と火災で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町では、パキスタン人らのグループが被災者を元気づけようと炊き出しをしている。夕食にはできたてのカレーとナン約2000人分を町内各避難所に送り届ける。

 全員が愛知県春日井市のモスク(イスラム礼拝所)に集う仲間。「苦しいときに助け合うのがイスラム教徒だ」。ムハメド・シャフカットムニルさん(33)らは調理器具や食材を車に積んで出発し、被害が特にひどいと聞いて大槌町に入り、20日からほかほかの食事を出している。

 家族で避難所暮らしの大槌小3年上野珠生君(9)は、お母さんのとは一味違う本場のカレーに「うまかった」と白い歯を見せた。今ではグループと一緒に、ニンニクの皮むきや避難所での配膳などを手伝い、周囲を和ませる。

 朝食には甘いミルクティーを出す。被災者は「温かいものは初めて」と口々に感謝を述べ、おかわりする人も。シャフカットムニルさんは「うれしいし、力になります」と手応えを感じていた。

 息子を亡くした女性が孫息子の手を引き、町災害対策本部近くの炊き出し場所を通り掛かった。「どうぞ」と振る舞われたミルクティーをすすり「おいしい、おいしい」。深く一礼し、張り詰めた頬が少しゆるんだ。


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(岩手日報 2011年3月28日)

東京都のNPO法人「アジアン ピープルズ フレンドシップ ソサイアティ」(加藤丈太郎代表)のメンバーが27日、避難所となっている大船渡市の末崎中でカレーライスを振る舞った。心のこもった昼食に被災者は、しばし気持ちを和ませた。

 加藤代表と、バングラデシュ出身で東京都板橋区のレストランのオーナーシェフ、シャジャハーン・バイタリクさん(46)ら3人が訪れた。


 子どもやお年寄りも楽しめるようにと、辛みの少ないチキンココナツカレーを300食提供した。カレーは東京で1日かけて下ごしらえし、同校に着いてから2時間半かけて仕上げた。


 シャジャハーンさんらは「たくさん食べて元気になってください」と声を掛け、熱々のカレーを盛り付けた。ココナツミルクのまろやかな味とスパイスの効いた本格カレーにお代わりする人も。


 末崎小5年の白石一葵(いっき)君は「カレーは久しぶり。いつもよりおいしく感じた」と笑顔を見せた。


 被災者から感謝の言葉を掛けられ、シャジャハーンさんは「うれしいですね。どこもかしこも信じられない光景。少しでも皆さんの力になれれば」と願う。


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(asahi.com  2011年3月27日)

東日本大震災を受け、千葉や東京、茨城などに住むスリランカ人が「スリランカボランティア協会」をつくり、千葉県旭市の避難所の一つ、飯岡小学校で手作りのカレーをふるまった。

 メンバーは会社員や留学生、医師ら約20人。昼食を前に調理道具も持ち込み、校舎前で加熱し皿にご飯を盛り、カレーをとろーり。いつもと違う香りに行列ができた。


 V・G・R・ランデマさん(40)は、来日して14年。宗教も文化も違う自分たちを励ましてくれた日本人の再起を支えたいと思っている。「原発の不安が広がっても、僕らは帰国はしません。応援し続けます」 


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東日本大震災:避難所でカレー振る舞う スリランカ大使ら(毎日jp201143 1844)


「ガンバッテクダサイ」。スリランカのカランナゴダ駐日大使(58)らが3日、福島県田村市の避難所を訪れ、福島第1原発の半径20キロ圏内などから避難してきた人たちに、カレーを振る舞った。

 外交官を東京から関西方面へ退避させる国もある中、大使自らの福島入りは異例。海軍出身で救援活動の経験もある大使は「日本は、スマトラ沖大地震の際に駆け付けてくれた真の友人だから」と強調した。

 子供や高齢者の好みも考えて、カレーの辛さは控えめ。大熊町から避難してきた今野美香さん(26)は「7歳の長女も、おいしく食べられました」と、こまやかな心遣いに満足した様子だった。


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