日清が“即席カレーライス”を9月に発売! | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

日清が“即席カレーライス”を9月に発売!

あの日清食品が即席カレー市場に本格参入とは!!!!!

電子レンジで調理する即席カップライスの新製品なのですが

この即席カップライスで数年後には100億円市場を目指したい!!
(日清食品の宮田昌文営業本部長)

との目標設定があるので、かなり本気なんですね!!!!!!!

ご飯までインスタントで作るカレー文化は

新たに誕生するのか?!?!?!

今後の動きに注目でスパイシ~~♪♪♪

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日清が“即席カレーライス”で巨大市場に殴り込み! 味は?

日経トレンディーネット 2013年8月7日


日清食品が“即席カレーライス”「日清カップカレーライス」を2013年9月2日に発売する。

 この商品は同社が2009年3月に発売した「日清 GoFan」以来展開してきた、電子レンジで調理する即席カップライスの新製品。現在は「日清カップヌードルごはん」をはじめとする「日清のごはんシリーズ」として6商品を展開している(8月12日発売の「日清チキンラーメンごはん とり五目」を含む)。今回のカレーライスを加えたラインアップで「数年後には100億円市場を目指したい」(日清食品の宮田昌文営業本部長)。

 同商品のブランドマネジャーを務める上原秀介氏によると、「ポイントは水を注いで電子レンジに入れるだけででき、片付けもいらない『簡便性』と、ライスとルーを合わせて200円強という『安さ』」。レトルトカレーとの違いで大きいのは、紙のカップ入りなので皿を洗うといった片付けがいらない点。単身者を主なターゲットにしている。

 しかし、なぜ今「カレーライス」なのだろうか。「ラーメンやパスタにはそれ1つで完結するインスタント食品があるが、カレーライスにはそれがなかった」(上原氏)。今回はビーフカレーだけだが、今後はカレーの種類を増やしていきたいという。

2013年9月2日に発売される「日清カップカレーライス ビーフカレー」(218円)。味は、甘口、中辛、辛口の3種類
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今回の商品は「カップヌードルごはん」から始まった「日清のごはんシリーズ」の1つ。さらにラインアップを充実させ、数年のうちにシリーズ売り上げ100億円を狙う
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カレー市場が微減傾向にあるなか、「即席カップカレーライス」という新市場を作るという
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同社は「カレーライスにはラーメンやパスタのように“完結型インスタント食品”が存在しない」と主張
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「日清カップカレーライス ビーフカレー」を食べてみた!

 今回は「日清カップカレーライス ビーフカレー 中辛」を試食した。

 以前紹介した「「日清カップヌードルごはん」「日清のどん兵衛 釜めし」のように、ライスや具材、スープが別々の袋に入っていて、カップに水を入れた後にこれらを入れてよくかき混ぜる必要があるなど、即席といいながら面倒だった。だが3月のリニューアルでライスや具材、スープを直接容器に入れる仕様になり、水を入れて電子レンジで加熱するだけで作れるようになった。これだけでもカップライスを買って食べるハードルをかなり下げたと思う。今回の「日清カップカレーライス ビーフカレー」ももちろん新方式を採用。とにかく手間が少ないのはありがたい。

 カップヌードルごはんは水を入れた後によくかき混ぜるのがおいしく作るポイントだったが、カップカレーライスは軽くかき混ぜるだけで十分だという。かき混ぜた後は取り外したふたをカップの上に乗せて電子レンジに入れる。落としぶた的な感じで、ふたがあったほうがおいしく仕上がるのだそうだ。

 電子レンジの調理時間は500Wタイプで5分30秒、600Wタイプで4分30秒。電子レンジの出力は個体差が激しいため、上記の時間を目安に調整してほしいという。電子レンジから取り出したら、よくかき混ぜて出来上がり。「カップヌードルごはん」などのように蒸らす必要がない。

 食べてみると、まずこれが熱いのなんの。カレーは普通「ご飯の上からかける」という手順を踏むが、カップカレーライスの場合、本当にできたての鍋ごと出てくるようなものなので、アツアツ具合が半端ではないのだ。ルーもご飯もしっかり熱い。そして、ひと口食べるとかなりおいしく感じられたのだが、それはこの熱さに支えられている部分もあると思う。やはりカレーはハーハー言いながら食べたいものだ。

ふたを開けるとすでにごはんや具材が直接容器に入っている
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ふたを全部取って内側の線まで水を注ぐ
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軽くかき混ぜ、ふたを乗せて電子レンジへ。500Wの電子レンジで約5分30秒
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出来上がって電子レンジから取り出したところ。かなりルーが多いのが分かる
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よくかき混ぜれば出来上がり。できたてはかなり熱い
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即席カレーならではのおいしさ

 中辛なので辛さはさほどではなく、学食のカレーレベルといった感じ。奥にスープ感というかだし感もあり、“そば屋のカレー”といった趣もある。具材の肉が日清伝統のダイスミンチで、これがルーが絡んでとてもうまい。ポテト、ニンジンはあまり存在感がないが、食感には変化がつくので悪くない。「カレーライスらしい、カレーライスとしておいしく感じられる味」を目指したとのことだが、たしかに“日本人が好きなカレーの味”だ。間違っても「本格カレー」ではない。

 だからすごくうまいカレーを期待すると、ちょっとガッカリするかもしれない。でも、ラーメンではなくカップヌードルが食べたいときがあるように、即席ならではのおいしさがある。切れ味鋭い味わいではないが、ちょっとスープの味が濃いめで、ご飯とよく絡む感じ。上原氏いわく“トッピングが合いそうな味”でもあるそうで、社内ではとろけるチーズをのせるのが好評だったそうだ。コロッケやトンカツなどの揚物も合いそうだ。

 ごはんの量はおにぎり2個分だという。味が濃いめなこともあって、夜食にはちょうど良い量ではないだろうか。ランチと考えるとちょっと足りないかなと思ったが。

 気になったのは、味がやや単調で後半に飽きる感じがしたこと。チーズを用意し、後半に投入すると良さそうだ。そして何より、食べ終わったら捨てるだけというのがありがたい。レトルトカレーと比べた場合の最大の利点もそこではないだろうか。

中辛はカップヌードルカレーの辛さを基準にしたという
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甘口は中辛をベースにニンジンやタマネギなどの野菜の甘味を加えた
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辛口は中辛をベースに赤トウガラシや黒コショウの辛さをプラス
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