スパイスストーリー ~カルダモンの話~ | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

スパイスストーリー ~カルダモンの話~

最近はカルダモンの香りがとっても気になるスパイシーさん。

ってことで、久しぶりにスパイスの話をまとめてみるYO!!!!


もちろん今回はカルダモン。



ご覧のように、緑色のサヤを割ると

黒っぽい種が出てきまして、

この種が爽やかな柑橘系の香りを出しているんですね。

種はこのままでも食べることができて

食べてみると食感がとてもクリスピー♪♪

そして爽やかな香りがお口いっぱいに広がるので

フリスク感覚で楽しむことが出来ます。


もともと口臭消しとしても使われていたので

カバンにしのばせ、食後にカルダモンの種を噛むってのも

良いかもしれませんね。


余談ですが、

スパイシーさんは、おなじく口臭消しの効果がある

クローブをカバンにいつも忍ばせていて

食後には当たり前のように噛んでます(笑)

話はカルダモンに戻りまして、

口臭消しとしての役割は、

インドをはじめとする南アジア一帯だけでなく

なんとヨーロッパでも同様の使われ方をされていて

北欧のスカンジナビアエリアでは

アルコール臭を消す口臭剤としてよく使われてるそうですね。


数字もしっかりとありまして、

スウェーデンではカルダモンの一人当たりの消費量は

アメリカの50倍以上なんだとか。



ま、スパイスの消費量をアメリカと比べてどうするんだ(笑)!!

って感じでもあるのですが(笑)

貴重なデータなので良しとしましょう。


で、話は北欧に戻りまして、

ノルウェーではクリスマスシーズンになると

国中にカルダモンのにおいが立ちこめるんだとか。



こうしたカルダモン愛好の歴史は、

バイキング時代(8~10世紀)にまでさかのぼるようで、

実は長い歴史があるんですね。



はいっ、バイキングの話なのですが

細かく書くとヨーロッパ沿岸のみならず、

東方ロシアにも侵入したバイキングは、

ロシアを経由してコンスタンチノーブルを襲撃!!
         (トルコのイスタンブール)

この都で手に入れたカルダモンを母国に持ち帰り

スパイスとしての調理法を伝えたことが、

今日盛んに利用されるにいたったきっかけだそうです。


ちなみに原産はインド。

カレーラッパースパイシーさんの代表曲

“スパイスラップ~踊れマハラジャ”では
http://www.youtube.com/watch?v=7yDo7huM_PU

「カ・ル・ダ・モ・ン 紀元前1000年も 昔から 
                  インドでは欠かせないスパイスだ!」

とラップしていますが、

その歴史はとにかく長く

紀元前4、5世紀頃には泌尿器系の病気を直し、

脂肪をとる生薬として使われていたんだそうです。


また上流階級の人々はビンロウジの葉に包んで食後に噛むと、

だ液の分泌がよくなることから、

消化吸収の助けになると言われ重宝されていたんだとか。


今日でもカルダモンの実が口臭を清めると考えられ、

食後に噛む習慣が残ってるみたいなんですよね。


インドだけでなく、

その爽やかな香りは様々な国の人たちを魅了させ

古代エジプトでは「聖なる香煙」として、

神殿での祈祷の際にたかれるお香の中に使用されていたそうです。

チグリス河、ユーフラテス河地域にあった

バビロニア王国のバラダン2世(紀元前8世紀末)の庭園でも、

カルダモンが栽培されていたんだとか。



もちろん昔の話だけではなく

現在も色んな国で愛用されているカルダモン。

とりわけサウジアラビアではカルダモンの人気が高く、

食べる米を減らしても

カルダモンの使用量は減らさない!!!!

って話もあるくらいなんですね。


人気の理由もしっかりあって、

まずは酷暑の中でも身体を冷やす働きがあると考えられていこと

続いて消化を助けると信じられていること、

最後に精力を増強させる!!!とされていることが

主な理由なんだそうです。


長い間子供に恵まれなかった商人が、

カルダモンに胡椒、シナモン、クローブなどをまぜたものを服用し

子宝に恵まれた話が伝承されていて、

アラビアの遊牧民の間では

媚薬として利用されているそうですね。

ま、この辺りの話はデータとして出ているわけではないので

あくまでも、そう信じられているという話ではあるのですが・・。



またアラビア地方には、

コーヒーにカルダモンで香りをつけて飲む習慣があり、

招待客をカルダモン・コーヒーでもてなすことが

正式の作法とされているようです。





と、

こんな感じで

世界の色んな国の人たちを魅了してやまない

魅惑のスパイス“カルダモン”。

みなさんも、

その歴史とその香りを

じっくりと楽しんでみてはいかがでしょう♪



スパイシ~~♪♪♪




スパイシーさんの公式facebookページもチェケラしてみよう!!
ページ上部中央にある『いいね』ボタンをクリックしてくれると
めっちゃ嬉しいYO!スパイシ~~♪♪♪
http://www.facebook.com/spicymaruyama