ターメリック(ウコン)はがんにも効果―米研究 | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

ターメリック(ウコン)はがんにも効果―米研究

カレーの黄色い成分ターメリック(別名ウコン)。


がんに対する効果の可能性はスパイス好きには知られた話だけど、

ついに、人間への効果の有無が確かめられたようっすね!!


スポーツによる筋肉や腱の炎症への効果の可能性も

出てきてるようだし、

世界的にターメリック(ウコン)が注目される日も、

そう遠くないのかなぁ。



そんなターメリックが

大量に入っている食べ物“カレー”は偉大なのであります!!!!


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ウコンの“力”はがんにも効果―米研究
舌がんや咽頭がんの増殖を抑制
あなたの健康百科byメディカルトリビューン 2011年10月13日


カレーに入っている黄色のスパイスとしておなじみのウコン(ターメリック)。最近では、二日酔い防止のドリンク剤などでご存じの人も多いかもしれない。最新の研究結果によると、このウコンに含まれるポリフェノールの一種で、色素として知られているクルクミンに、舌がんや咽頭(いんとう)がんなどの頭頸部(とうけいぶ)がんの増殖を抑える効果があるらしいことが分かった。研究の詳細は、米医学誌「Clinical Cancer Research」9月号(2011; 17: 5953-5961)に掲載されている。


効果を得るには1グラムのクルクミンが必要か

 米カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校ジョンソン総合がんセンターのMarilene Wang教授らは、7年前からクルクミンの抗がん作用に関する研究を始め、これまでに、マウスを使ってその薬効を確かめた論文を2つ発表している。今回、3つ目となる論文では、いよいよ人間に対して効果の有無が確かめられた。

 同教授らは、頭頸部がん患者21人に対して1グラムのクルクミン錠剤を口の中でよくかんで服用するよう説明し、その前後で唾液のサンプルを採取。分析の結果、クルクミンの摂取後は、唾液に含まれる、がんの増殖を促進するサイトカイン(免疫・炎症関連のタンパク質)の量が減少した。

 クルクミンは、IKKと呼ばれるリン酸化酵素と結合し、その活性を抑制することで、その標的タンパク質であるNFκβ転写制御因子が活性化されるのを防ぐことが知られている。唾液サンプルでは、クルクミンの摂取後、IKKのリン酸化活性の低下も検出されたことから、上記サイトカインの減少は、IKKを介したメカニズムであることが示唆された。

 さらに、目隠しサンプルを送付された第三者機関でも同様にサイトカイン量の減少が確かめられたことから、今回の研究結果は信頼性が高いと考えられる。

 ただ、この結果を聞いて、カレーライスの大盛りに挑戦するのはあまり意味がないかもしれない。1グラムのクルクミンを取ろうとすれば、大盛り程度では全く足りないからだ。ちなみに、カレーライス1杯のクルクミン含有量は5~10ミリグラム程度といわれている。

(サイエンスライター 神無 久)



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