昨日10月17日は、「オンラインゲームの日」。
1997年(平成9年)のこの日、
日本初の多人数同時参加型オンラインRPG『ウルティマ オンライン』発売🖥️
もはや、ゲームの世界の中心は、オンラインともいえますが、
不登校や引きこもりの若者が、オンラインゲームでしか
社会とつながれていない事例も少なくなく
港区議会保健福祉委員会の視察2日目は、
山口県宇部市の、ひきこもり支援を視察🏠
山根俊恵教授が代表を務める、
NPO法人ふらっとコミュニティを訪問し、
直接、お話をうかがいました
元々、精神障がい者の方々の居場所支援からスタートし、
最初の古民家を改修した施設が手狭になったことなどもあり、
かつての産院が廃院となった場所に移転し、現在に至っているとのこと
日中一時支援の居場所は、かつて産院の院長先生の居宅だったこともあり、
アットホームな雰囲気で、朝から遠方から来ている利用者の方も
ふらっとコミュニティは、2015年~宇部市から委託を受けて、
ひきこもり支援を開始(全国初)
特に、家族支援に力を入れ👥、
家族心理教育のプログラム開発と実践により👩🏫、
問題解決のカギとなる「希薄な家族関係」に改善が見られた時点で、
本人支援を行うのが特徴🗣
引きこもりのご本人が、自身の苦しさを家族に理解してもらえず、
暴力に訴える「悪循環」から、改善された事例が多数、とのこと
こちらの事例は、引きこもりのときに、ふらっとコミュニティの介入を経て、
就労し、最後は自治会長を任せられるまでになった方のこと
現在、宇部市と山根先生を中心に山口大学とが連携して、
ひきこもり支援者の人材育成の実践プログラムの開発と、
段階に応じた、支援者の認定を目指しているとのことです
港区は本年7~8月、2度目となる引きこもりの、大規模な実態調査を実施し、
現在分析中です
今回の宇部市での、特に家族支援の取り組みは、
港区でも問題となっている「8050問題」だけでなく、
増え続けている「不登校対策」にも応用できそうですので🏫、
しっかり区の対策に活かしてまいります