港区は来月、区内事業者への再エネ導入を促進するため、
電力リバースオークション事業者と提携し、同事業の案内などを開始します
【リバースオークションとは?】
リバースオークションとは、「競り下げ方式」や、逆オークションとも呼ばれ、
売り手が買い手を選定する通常のオークションと異なり、買い手が売り手を選定する逆のオークションのことで、
自治体による、競争入札がそれに対応するものです
参加者が1度だけ条件提示ができる通常の入札による調達方法と異なり、
定められた期間内であれば、最低の価格を確認しながら、何度でも条件提示を行うことができるというものです
現在は、下記のような会社によって、サービス提供されています
また、電力共同購入「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンや、再エネ小売事業者について、区のホームページで広報したり、
再エネを、リバースオークションなどで導入した、もしくは既に導入済の区内事業者に対し、区の契約における優遇措置を検討する、とのこと
区民の方からご要望・ご知見いただき、本年3月港区議会予算委員会「環境費」の質疑で、
区有施設への、リバースオークションを活用した再エネ導入促進を訴えていたので、
令和3年度予算特別委員会-03月03日 (city.minato.tokyo.jp)
区有施設へのリバースオークションの活用には、まだ至っていませんが、
まずは、一歩前進と評価したいと思います
先週29日の総務常任委員会では、旧小諸高原学園の運営事業者撤退に伴う、来月からの新たな公募について報告がありました
旧小諸高原学園は、昭和41年以来、区立中学校の移動教室として利用されてきましたが、
生徒数の減少等の理由により、平成15年3月に閉鎖
その後、売却も含めて、当該土地等の活用に関してさまざまな検討を行い、
平成21年6月に決定した区外公有地(旧小諸高原学園)の取扱方針に基づき、
区は運営上の最小限の関与による独立採算制を原則に区民にサービスを提供する公募事業者に対し貸し付けを行い、有効活用を図るとし、
平成23年度から一般社団法人小諸エコビレッジへ貸し付けを開始。
その後、約10年間にわたり、賃料収入として年間約220万円が区に入っており、
交通の便も悪く、売却もままならない、区所有の管外施設等の活用としては、まずまず成功ではなかったか、と思っています。
小諸エコビレッジでは、地元とタイアップした、マルシェや農業体験などが行われてきました
また、小諸エコビレッジの構成団体の一つに、NPO法人「太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)さんが参加しており、
参加当初から、現地に太陽光パネルを設置して、普及啓発および売電などを行っていたようです。
今回の質疑の際に、旧運営事業者が設置した太陽光パネルも全部撤去されたことを確認
区有施設などへの再エネ導入促進のため、撤去に至ったことは残念と述べたうえで、
区が、全国連携の自治体から再エネ導入が、思ったほど進んでいないことを指摘し、
管外の土地等の活用として、再エネの発電に活用するのが望ましい、としたうえで
もし、新たな公募事業者が、大規模な太陽光パネルの設置などを提案した場合には、
これまで、長野県の他所で、大規模な太陽光パネル設置について、近隣住民らと争いになったこともあることから、
そうした近隣との調整について、区としても積極的に取り組んでほしいことを強く要望しました
引き続き、待ったなしの地球温暖化防止の為の再エネ導入促進に、全力で取り組んで参ります