今日は、港区議会定例会3日目の調整日。
その前に、市ヶ谷濠に、東京都が水質改善処理材「ルミライト」の散布💦を開始とのことで、池田たけし議員とともに現地視察
「ルミライト」とは、天然鉱物のケイ素からつくられた水質改善資材で、ナノサイズのパウダーの凝集剤です
平成29年度決算特別委員会での、わが会派の環境費の款別審議でも取り上げています
平成29年度決算特別委員会-09月25日 (city.minato.tokyo.jp)
散布すると、すぐにアオコなど懸濁物質の凝集により、水質改善と悪臭除去効果が起こるのが特徴です
本日の視察では、桟橋が濠のサイドに設置され、この上に材料を搬入しながら作業をされている様子が確認できました
本日の散布量は5トンとのことで、初日の昨日も5トン散布し、かなり効果がでているようで、水面上に凝集されたアオコがかなり目視されていたようです
ボートへの材料の積み込み量は1トンで、一日5回の往復するそうです
ボートの真ん中からパウダーを落とし、船の動力と消防ホースで上から水面にも散布します。
ホースからの再散布することで、水面に浮いているアオコはパウダーに吸着されて、再沈降されるのだそうです。
本事業は、8月のオリンピック開催期間終了までの3ケ月を予定し、合計散布量は90トン予定で、その数字は東京都の有識者が決めている、と。
市ヶ谷濠は、玉川上水系の上流にあたり、定期的にアオコの栄養であるチッソ、リンを含む地下水が放流されていること、20mm以上の雨で合流式下水道からの流入がある状況ですので、残念ながらアオコの発生を完全には抑止できません。
しかし、本暫定事業によって、かなりのアオコの凝集効果が期待でき、水環境改善に一定の効果が見込める、と。
公明党東京都本部は、かつての豊かな水辺空間を取り戻し、水の都・東京の再生をめざす「水と緑の回廊・国際都市東京の実現プロジェクトチーム(PT)」🏞を立ち上げ
池田議員もそのメンバーですが、PTとして、東京都や国交省に何度も働きかけ
記事にあるように、都議会公明党の強い推進で、都が2040年代を見据えて2019年12月に策定した「『未来の東京』戦略ビジョン」🗼には、玉川上水系の清流復活に向けた取組が明記されました
戦略ビジョンに基づき、令和3年度は、水環境改善暫定対策💧として、市ヶ谷濠、新見付濠、牛込濠の3つの外濠で、昨年度の実証実験で効果が認められた「ルミライト」によるアオコ凝集と、アオコ直接回収を実施予定🚣♂️
となりの新見附濠は来週、牛込濠は一部しか散布しませんが再来週から散布予定。
散布量は新見附60トン、牛込濠20トンですが、水質の変化状況を見てそれぞれの散布量は変わるそうです。
港区には、同じく玉川上水系に属する外濠「弁慶濠」もありますし、芝浦・港南の運河🌊、古川、お台場の海にも活用できるのではないか、と一昨日16日の代表質問で取り上げ
区長からは、下記のように、大変に前向きな答弁が得られました
「弁慶(べんけい)濠(ぼり)を含む外濠については、国や東京都、千代田区、新宿区と連携し、水質改善や維持管理等の課題解決に取り組んでおります。」
「今後、港区にある弁慶濠での水質改善の取組の実施について、東京都に働きかけてまいります。また、区内の運河やお台場の海における同様の取組の実施についても、東京都と連携し検討してまいります。」
引き続き、都の効果に注目しながら、区内の水環境改善に全力で取り組んで参ります✊