今日は、コロナ禍で失職された、お足の悪い方と同乗して、生活保護の申請に芝浦港南地区総合支所に出向いたり、コロナワクチンの接種予約の前倒しの依頼などのご相談を
昨日になりますが、港区議会として、JR東日本のご厚意で、記録保存調査・解体前の「高輪築堤」(4街区)を視察させていただきました
「高輪築堤」は、高輪ゲートウェイ駅前の、JR東日本所有の線路跡地から発掘された、明治5年に日本で初めて開業した鉄道の線路跡で、一部で海上を運行していたことが特徴です
約380mの4街区遺構は、当時の高輪海岸の形を今に残すとともに、海上築堤の鉄道らしい景観を有しているといえます。
当該部分については、残念ながら調査後に解体されますが、鉄道らしい景観を有している「信号機土台部」などは、当該地の再開発で新設される公園に移設され、当時に近い形で復元へ
写真ではわかりづらいですが、中央部がその「信号機土台部」になります。
移設後のイメージは、以下のように
また、JRが設置した、考古学者などからなる検討委員会が文化財的価値が高いと評価した、橋梁部(3街区)などは現地保存する方針に
https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210421_ho01.pdf
橋りょう部(3街区)になります
本年1月には、やはり港区議会として、一般公開前に視察をさせていただいていました
本年3月の港区議会定例会で、全会一致で国に遺跡保存を求める意見書を採択しただけに、ホッとしています
港区議会議長が、代表して文科相に、意見書を手渡していました
なお、近隣の区立小・中学校の一部の生徒に向けて、本日までに現地見学会も開催してもらっていました
教育委員会では、JRと連携し、徒歩で訪れることができる近隣の小中学校を対象とした【#高輪築堤跡見学会】を実施しています。わが国の歴史上、極めて重要な近代化遺産である高輪築堤跡を活用し、子どもたちの郷土への愛着を深め、歴史への関心を高めていきます。#高輪築堤跡#歴史遺産#文化財#鉄道 pic.twitter.com/lINcNOFGce
— 港区教委 学校教育部 (@minato_gakkou) May 17, 2021
今回見られなかった子どもたちも、いずれきちんと現地・移設保存された遺跡を見られますので、ご安心ください
引き続き、区として貴重な史跡を活用するとともに、文化財と調和した再開発に向けて、意見してまいります